2019年12月1日日曜日

12月のピアノ練習曲はベートーヴェン「6つの変奏曲」WoO.70

次の練習曲はベートーヴェンかモーツァルトのピアノ変奏曲かな?と思って探していたのだが、思ったより曲の数が多く、ぜんぶ調べているヒマはないので、今回は手元に楽譜があったベートーヴェンの「6つの変奏曲」WoO.70 をやることにした。

ホントは「パイジェッロの歌劇『水車屋の娘』の二重唱『わが心もはやうつろになりて』による6つの変奏曲 WoO.70」という長い曲名がついている…。

全音ピアノライブラリーの『ベートーベンピアノ名曲集』(第2課程、初級用)載っている曲なので易しい?のだが、装飾変奏(厳格変奏)の勉強も兼ねて…。




その前に「ディアベリ変奏曲」はどうなったのか?というのを一応書いておく。

昨日で一応「終了」とした。10月10日から始めたのでけっこう時間がかかった。何となく最近一つの曲にかかる時間が増えているような気がしていて、ちょっと気にはなっているのだが、まぁ楽しむ時間が多くなったというポジティブな解釈をしておこう…(^^;)。

で、「仕上がり」具合は「自己満足」の「B」。これは、「A=発表会OK?、B=自己満足、C=不満、D=挫折」の4段階を自分の感覚で判断しているものだ。

ホントは「B+」にしたいのだが、練習していると全曲を弾いてみたいという気持ちが湧いてきて、それができない(難しすぎる…)という不満のようなものもあるので…。


で、「6つの変奏曲」WoO.70 であるが、子供が発表会で弾くような曲なので、たぶん易しいのだろうが、私にとっての難易度はそれほど低くないと思っている。

基本的な練習をしたことがないので、基礎をやっていれば何でもない音型が、私にとってはほとんどすべてが新しい「課題」になってしまうのだ。しかも「変奏曲」はそもそも苦手ときている…(^^;)。まぁ、だから練習する意味があるとも言える。

この曲をやろうと思った最後の決め手は、2〜3回試し弾きをしてみて、たぶん飽きないだろうと思ったことだ。易しい曲の中には、弾けるようになる前に飽きてしまう、練習するモチベーションがなくなる曲というのもあるので…。


一応お手本となる演奏を YouTube で探してみた。こういう曲はたぶんブレンデル(↓)あたりが手堅いお手本になるのだろうと思う。あまり面白みはなさそうだが…。

 6 Variations on 'Nel cor piu non mi sento', WoO 70 (Beethoven, Ludwig van) - A. Brendel


…と思っていくつか聴いていたら、面白い演奏を見つけた。オリ・ムストネン演奏(↓)だ。個性的でなかなかいいと思う。お手本には向いていないかも知れない…(^^;)?

 Beethoven 6 Piano Variations in G, WoO 70 on Nel cor più non mi sento


おまけ。このムストネンの CD を探してみた。1993年に DECCA レーベルで出ている。元々のタイトルは "Beethoven Piano Variations" だが、日本版では『エロイカ変奏曲~ベートーヴェン』となっている。




Spotify で聴いてみたが、歯切れが良くて気に入った ♪ 収録曲は下記。

  1. パイジェルロの歌劇「水車小屋」の“田舎者の恋は”の主題による9つの変奏曲 WoO.69
  2. 自作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34
  3. 「ルール・ブリタニア」の主題による5つの変奏曲 WoO.79
  4. イギリス国歌「ゴット・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲ハ長調 WoO.78
  5. 自作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
  6. パイジェルロの歌劇「水車小屋」の二重唱“わが心はもはやうつろになりて”の主題による6つの変奏曲 ト長調 WoO.70
  7. 「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35
  8. ヴラニッキーのバレエ「森の乙女」のロシア舞曲の主題による12の変奏曲 イ長調WoO.71



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