第6変奏の前半はテーマの旋律からあまり離れずに分かりやすい変奏となっている。ただ、そのあとは展開部のような形があり、少し転調もあって、コーダで締めくくられる。
形としては 16分音符の連続で、全体が分散和音で埋め尽くされるような作りになっていて、そこに旋律が乗っている。
テーマと同じ20小節分の変奏は、下の楽譜の2段目(青い斜線のところ)で終り、そのあとは、ソナタの展開部のように基本動機「レシシララソ(移動ド:ソミミレレド)」をメインに使った箇所が続く。
そして、ハ長調への転調(下の楽譜の青丸のところ)が二度現れ、コーダへとつながっていく。終曲にふさわしい、少し長めの変奏曲となっている。
…ということで、ベートーヴェンの「6つの変奏曲」を題材にしての(厳格)変奏曲の勉強は一通り終わったことにする。最後に、変奏の種類を復習しておこう…(^^)。
- 旋律の装飾
- 旋律の転回・逆行
- 対位法的変奏
- 音価の拡大・縮小
- 速度・リズム・拍子の変化
- 和声の変化
- 調の変化(長調←→短調)
- 伴奏の変化
…で、終わりついでに?この曲の練習もこの辺で切り上げたいと思う。練習を続けるモチベーションがなんとなく下がってきて、あまり進歩は望めそうもないので…(^^;)。
まぁ、正直なところ、年末の時期に突入して、一年の振り返りなどをやっているうちに、来年の目標とか、練習する曲の方が気になり始めたのだ…。
仕上がり具合としては、あまりいい評価はできなさそうだが、変奏曲の勉強ができて、少しだけ変奏曲に対する苦手意識が薄らいだことをプラスに評価したいと思う…(^^)♪
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