ショパン国際ピアノコンクールの予備予選(Preliminary Round)が終わり、結果が発表されていた。80人の予定が 78人。予備審査免除の 9人をいれて 87人が 10月の本選に臨む。
日本からは 31人が出場して 13人が通過、免除の牛田智大くんを入れて 14人となった。
国別対抗ではないので、国籍は関係ないのだけれど、第一次予選に参加するのは「中国22人, ポーランド16人, 日本14人, 韓国7人, イタリア6人」などと、発表記事にあった。
日本は 31人のうち 13人が通過(+牛田くん)。中国は 29人のうち 21人が通過(+免除 1人)。「国別対抗勝率」もさらに意味ないが、日本人の率はあまり高くない。
ちなみに、前回 2015年のときは 25人が出場して 11人が通過(+中桐さん)。このときは、12人全員が女性だったが、今回は牛田くんを入れて 6人が男性。ピアニストには性別も無関係だろうが、同じ男性としてちょっとだけ嬉しいかも…(^^;)。
予備予選に出場したピアニストは結局 151人だったようだが、さすがに全員の演奏を聴く気にはなれなかった…(^^;)。知っていて気になるピアニスト以外はたまたま聴いた…という感じで、全部入れてもたぶん 30人位ではないか…。
87人でも全部聴くのはつらいので、10月になって実際に始まってから、お気に入り候補のピアニストが何人か見つかってきてからが、聴き手(コンクール観戦者)のお楽しみの「本番」かも知れない…(^^)♪
前回は、ケイト・リウ、シャルル・リシャール=アムラン、ドミトリー・シシキンなどの名前を覚えたあたりから面白くなって行ったという記憶がある ♪
本選のスケジュールは下記。
3-7 October 2021 - I stage
9-12 October 2021 - II stage
14-16 October 2021 - III stage
17 October 2021 - Ceremonies connected with the celebration of the 172nd anniversary of the death of Fryderyk Chopin
18-20 October 2021 - Final
第1ステージ(10月 3日〜7日)で 40人に絞られ、第2ステージ(10月 9日〜12日)で 20人に絞られ、第3ステージ(10月 14日〜16日)でさらに 10人に絞られる。
この 10人がファイナリストとして 10月18日〜20日の Final ステージに出場する。
現時点で、気になっているピアニストとしては、今回大きな「進化」を感じさせてくれたアレクサンデル・ガジェヴくんと小林愛実さん、それと 2018年浜松国際ピアノコンクール 2位の牛田智大くん。あと、思ったより良かった(失礼…(^^;)…)反田恭平くん。
今の時点ではそれくらいかな…? ただ、予備予選を聴いた限りでは、飛び抜けて「優勝候補!」というほどの差がついているとも思えない。
コンクールのステージが進むにつれて成長していくピアニストをこれまでも見てきたので、今回もコンクールの中でどれだけ進化・成長できるかが勝負の分かれ目かも…?
まぁ、知らない(聴いたことのない)ピアニストの方が多いので、その中に前回のケイト・リウやシャルル・リシャール=アムランみたいなピアニストが見つかることを期待したいとも思っている…(^^)♪
あと、知っているピアニストで「どこまで行けるんだろう?」という興味で見ているのが、次の 4人。予備予選の演奏はあまり私の好みではなかったのだが…(^^;)。
- ゲオルギス・オソキンス(Georgijs Osokins):前回のファイナリスト
- ニコライ・ホジャイノフ(Nikolay Khozyainov)
- イ・ヒョク(Hyuk Lee):2018年浜松国際 3位
- アルセニー・ムン(Arsenii Mun):2019年のチャイコフスキーコンクール出場
…といった感じで、あとは 10月まで「お楽しみ ♪」はお預けだ…(^^)♪
一応、発表記事の 78人+免除者 9人の名前をコピペしておく。
- Leonora Armellini, Italy
- J J Jun Li Bui, Canada
- Michelle Candotti, Italy
- Kai-Min Chang, Chinese Taipei
- Junhui Chen, China
- Xuehong Chen, China
- Zixi Chen, China
- Hyounglok Choi, South Korea
- Federico Gad Crema, Italy
- Aleksandra H. Dąbek, Poland
- Alberto Ferro, Italy
- Yasuko Furumi, Japan
- Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia
- Martin Garcia Garcia, Spain
- Eva Gevorgyan, Russia/Armenia
- Jorge Gonzalez Buajasan, Cuba
- Joanna Goranko, Poland
- Chelsea Guo, U.S.A.
- Eric Guo, Canada
- Saaya Hara, Japan
- Yifan Hou, China
- Wei-Ting Hsieh, Chinese Taipei
- Kaoruko Igarashi, Japan
- Riko Imai, Japan
- Junichi Ito, Japan
- Asaki Iwai, Japan
- San Jittakarn, Thailand
- Jooyeon Ka, South Korea
- Nikolay Khozyainov, Russia
- Su Yeon Kim, South Korea
- Aimi Kobayashi, Japan
- Mateusz Krzyżowski, Poland
- Jakub Kuszlik, Poland
- Shushi Kyomasu, Japan
- Hyuk Lee, South Korea
- Jaeyoon Lee, South Korea
- Xiaoxuan Li, China
- Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
- Julia Łozowska, Poland
- Xuanyi Mao, China
- Tomasz Marut, Poland
- Yupeng Mei, China
- Arsenii Mun, Russia
- Viet Trung Nguyen, Vietnam/Poland
- Georgijs Osokins, Latvia
- Jinhyung Park, South Korea
- Yeon-Min Park, South Korea
- Jiana Peng, China
- Leonardo Pierdomenico, Italy
- Zuzanna Pietrzak, Poland
- Hao Rao, China
- Yangyang Ruan, China
- Sohgo Sawada, Japan
- Aristo Sham, China, Hong Kong
- Miyu Shindo, Japan
- Talon Smith, U.S.A.
- Kyohei Sorita, Japan
- Szuyu Su, Chinese Taipei
- Hayato Sumino, Japan
- Aleksandra Świgut, Poland
- Rikono Takeda, Japan
- Shun Shun Tie, China
- Sarah Tuan, U.S.A.
- Chao Wang, China
- Zitong Wang, China
- Zijian Wei, China
- Marcin Wieczorek, Poland
- Andrzej Wierciński, Poland
- Victoria Wong, Canada
- Yuchong Wu, China
- Lingfei (Stephan) Xie, Canada/China
- Zi Xu, China
- Yuanfan Yang, United Kingdom
- Anastasia Yasko, Russia
- Andrey Zenin, Russia
- Boao Zhang, China
- Yilan Zhao, China
- Ziji Zhao, China
(予備予選免除者)
- Piotr Alexewicz, Poland (1 award, All Polish Piano Competition 2020, Warsaw)
- Avery Gagliano, U.S.A. (1 award, Miami 2020)
- Adam Kałduński, Poland (1 award, Beijing 2019 and 2 award All Polish Piano Competition 2020, Warsaw)
- Szymon Nehring, Poland (2 award, Tel-Aviv, 2017)
- Evren Ozel, U.S.A. (2 award, Miami 2020)
- Kamil Pacholec, Poland (2 award, Bydgoszcz, 2019)
- Piotr Pawlak, Poland (1 award, Darmstadt 2017 and 2 award All Polish Competition, Warsaw 2020)
- Yutong Sun, China (2 award, Santander 2018)
- Tomoharu Ushida, Japan (2 award, Hamamatsu 2018)
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