1805年のピアノソナタ第23番「熱情」から 4年後の作品。24番から26番までを「カンタービレ期」と呼ぶこともあるようだ。ロマン派のように「歌う」旋律が特徴。
Op.78
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
聴き慣れた曲は、改めて「お気に入り」演奏を見つけるのが難しいことがある。
YouTube の検索で出てくる演奏は有名ピアニストによるものばかりだが、いま一つピンとこないので、例によって Spotify で探すことにした。
すると、意外に簡単に見つかった ♪ ファジル・サイの演奏だ。この CD(↓ ベートーヴェンのピアノソナタ全集)に入っている。
この「ピアノソナタ全集」は、今年の初めにリリースされたもの。
ファジル・サイの魅力は、どちらかと言うとダイナミックな力強さにあると思っていたのだが、この「テレーゼ」は実に柔らかく、伯爵令嬢テレーゼ・フォン・ブルンスヴィックに対するベートーヴェンの愛情を感じるような演奏になっている…と思う。
そういえば、「クロイツェル」ソナタを聴いたときにも、伴奏(室内楽)を弾くときのファジル・サイのピアノは実に柔らかな音色をしているなぁ…と驚いたことがある。
ファジル・サイの表現の幅の広さを感じる ♪
ちなみに、YouTube にも上の CD と同じと思われる音源(↓)がある。…のだが、普通に "beethoven piano sonata 24" と検索しても出てこない。"fazil say" を入れる必要がある。
この辺り、YouTube の検索機能をもっと良くしてもらえると嬉しいのだが…。
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