2020年10月17日土曜日

ショパコン前年祭: オリ・ムストネンのMaster Recital 面白い ♪

今日はフレデリック・ショパンの命日(1849年10月17日)。ワルシャワでは 20:00から The Church of the Holy Cross で、2015年のショパンコンクールのファイナリスト、シモン・ネーリングらによる記念コンサートが行われる。

この時期行われていたはずのショパンコンクールは来年に延期され、代わりに「大コンクール前年祭」"Before the Grand Competition" が開催されている。

その "Master Recital" に、昨日はオリ・ムストネン(Olli Mustonen)が登場した。今朝は、YouTubeチャンネル にアーカイヴされている動画を楽しんでいる ♪




その動画がコレ(↓)。2時間近い面白いプログラムだ ♪

Olli Mustonen | Before the Grand Competition


ちなみに、オリ・ムストネンは、5年ほど前(有名ピアニストをほとんど知らなかったので)たくさんのピアニストを聴いてみて、わりと気に入ったピアニストの一人。フィンランド生まれ(1967年)のピアニスト・指揮者・作曲家である。

独特のバネのある弾き方は好き嫌いがありそうだが、私はクリアな音色が好きだ ♪ 曲にもよるけれど…。


最初にシベリウスの "3 Sonatines Op. 67" という曲。初めて聴く曲だがなかなか美しい(北欧的な響きなのかな…?)。ソナチネというタイトルなので弾けそうかな?と思って IMSLP で見たら、出だし(↓)こそ簡単そうだが、段々に難しくなっていく…(^^;)。




ショパンのマズルカは、何というか、かなり独特。これは嫌いな人は多いかも知れない。とくにショパンの曲が好きな人にとっては…。ショパコンでは落とされるかも…(^^;)。

ただ、私自身は実は「ちょっと面白いかも…」と少しニヤニヤしながら?聴いていた。いわゆる「ショパンらしさ」というのにやや「耳タコ」状態になっているので…😅。


次はシチェドリン(Rodion Szczedrin)の "Notebook for the Youth" という曲。これも初めて聴く曲。15曲ほどの小品からなる作品のようだ。そのいくつかは面白いと思った。

楽譜を見たいと思ったが、1932年旧ソ連生まれの大先生は 87歳でお元気なようで、著作権が切れる(IMSLP に掲載できる)のはまだまだ先のようだ…(^^;)。


次に弾いたのは自作のピアノソナタ "Jehkin Iivana" という曲。タイトルに見覚えがあると思ったら、5年前に初めて聴いたときにわりと気に入った曲だった。今回もいい感じだと思ったが、まるで覚えてなかった…(^^;)。



最後はプロコフィエフのソナタ第7番。これも好き嫌いが分かれそうな演奏。第3楽章の疾走感などは個人的には好きなのだけれど…(^^)♪


でも、ふと思ったのは「好き嫌いが分かれそう」というのは何故だろう?ということ。自分の中でも「嫌い」と感じる部分があるからなのか?他の人はこういう演奏は期待してないだろうなぁ…と感じるからなのか?

…といっても、他の人の感じ方や期待値など分かるわけないし…。なんだか、勝手に「一般的にはこういうピアノ演奏が好まれる」という「ステレオタイプ」みたいなものを、自分の中でも持ってしまっているのかも知れない…。

…で、自分自身は少しそこから外れているものを好きみたいだ…ということも…(^^;)?

まぁ、それはそれでいいか…午前中はこの演奏を聴いて気持ちよく過ごせたので…🤗



2 件のコメント:

Gari さんのコメント...

ぴあさん、こんにちは。私もOlliのコンサート鑑賞しました。とても個性的で色々勉強になりました。明日はいよいよKateですね。アーカイブに入るかどうか。。これまでのコンサートも何人かの演奏者はアーカイブに残ってませんね。もしかして2時半起きします?

ぴあ さんのコメント...

Gari さん、こんばんは@21:00JST ♪
2時半起きは年寄りにはキツいです…(^^;)。アーカイブされることを祈りながら、もうすぐ寝ようと思ってます。明日、起きるのが楽しみです ♪