「ハープ」という愛称は、第1楽章にところどころ登場するピッツィカートによる。
Op.74
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
この曲が作られた 1809年には、ウィーンはフランス軍による占領が続いており、町のいたるところを横行するフランス兵が嫌で、ベートーヴェンは大好きな散歩にも出かけられなかったようだ。
それでも、この弦楽四重奏曲やピアノソナタ第26番「告別」などが作られている。
弦楽四重奏曲第10番は、第11番とともにベートーヴェンの中期から後期への「過渡期」の作品と位置付けられている。規模も小さく、肩の力を抜いた自然体で作曲された作品…。
でも、その「自然体」の音楽の流れは好ましいと思う ♪ とくに、第2楽章などはロマン派に近い響きを感じさせる。
第4楽章は、主題と 6つの変奏曲で構成されている。弦楽四重奏曲に変奏曲を用いたのはこの曲だけのようだ。
以上、主な出典記事は下記。
✏️N響メンバーによる弦楽四重奏(東京・春・音楽祭2014)
YouTube で聴いたのはコレ(↓)。スコアを見たかったので…。演奏は Emerson String Quartet。
おまけ。「加賀町ホールストリーミングコンサート」。
加賀町ホールというのは新宿区にある小さな(80席)ホールらしいのだが、そこで 20人くらいの観客を入れたコンサートをやっている。その様子がネットで配信されている。
たまたま、この弦楽四重奏曲第10番を演奏した動画(7月25日公演)があったので聴いてみた。日本人の弦楽四重奏団もなかなかいい感じだ ♪
以前のコンサートも配信されているようだ。
音源は下記 YouTubeチャンネルに置いてある。
✏️加賀町ホール
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