何人かのピアニストで聴いてみたが、どうにもつかみどころのない曲だ。一説によると、ベートーヴェンの即興演奏がベースになっているらしいが…。
Op.77
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
Wikipedia によると、「カール・ツェルニーは『ポプリ(メドレー)で次から次へと繋がる、複合形式の』変奏曲である」と説明しているらしい。
PTNAピアノ曲事典には、「J.S.バッハに代表されるチェンバロ用のトッカータやファンタジー、C.P.E.バッハの自由なファンタジーの作品の特徴が凝縮された楽曲」とある。
その特徴としては「即興的な性格、性格の異なるモティーフによるつなぎ、変わりゆく調やテンポ」をあげている。「即興的なものと拍節的・旋律的なもの」や「緩急」「明暗」などが交互に現れる。
それが「つかみどころのなさ」につながっているような気がする。
一方で、ときどきどこかで聴いたようなベートーヴェン的なフレーズも見え隠れする。
最後まで聴いたあとの感想としては、「ベートーヴェン的楽想が散りばめられた万華鏡みたいな曲」とでも言ったらよいのだろうか…?
でも、ベートーヴェンのカッチリした曲を聴き慣れている耳からすると、やや違和感のようなものも残る…(^^;)。
わりと気に入ったのはエリザーベト・レオンスカヤさんの演奏 ♪
楽譜付きのルドルフ・ゼルキンの演奏も悪くない ♪
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