2020年10月3日土曜日

BTHVN op.72/138: オペラ「フィデリオ」/レオノーレ序曲…ちょっと面白かった ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日はベートーヴェンが完成させた唯一のオペラ Op.72 「フィデリオ」とその序曲「レオノーレ」(1805-14: 35-44歳)。レオノーレ序曲の第1番の作品番号は Op.138 となっている。

オペラを最初から最後まで通して聴いた(見た)のは初めてかも知れない。オペラは一部を除いてあまり好きではないのだが、「フィデリオ」は思ったより面白かった ♪

「フィデリオ」と「レオノーレ」の関係も初めて知った…(^^;)。


Op.72/138

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


ご存知の方が多いと思うが、このオペラのあらすじは、

主人公レオノーレが『フィデリオ』という名で男性に変装して監獄に潜入し、政治犯として拘禁されている夫フロレスタンを救出する物語」(Wikipedia

ということ。つまり、フロレスタンの妻としての名前が「レオノーレ」、彼女が変装した男性の名前が「フィデリオ」。

もう少し知りたい方はこんな記事(↓)をどうぞ。


YouTube には、いくつかの音源や映像があるのだが、映像と日本語字幕付きということでコレ(↓)を選ぶことにした。ちょっと古いようだが…。演奏は、カール・ベーム指揮のベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団とベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。



長いので、今回は聴き比べはなし…(^^;)。でも、なかなかいい演奏で、ソロ歌手もみんな上手いと思った。とくに、レオノーレ(フィデリオ)役のソプラノ、ギネス・ジョーンズと、ロッコ役のバス、ヨーゼフ・グラインドルの声はいい感じである。

あらすじを前もって読んでいたのと、字幕が出るので内容も楽しめた。それと、ドイツ語だからなのか、ベートーヴェンだからなのか?ときどき交響曲第9番「合唱」に通じるような響きを感じた。"Freude" などたまに聞き取れる単語も出てくるし…(^^)♪


それから、序曲は 4つもあってややこしいので、Wikipedia などで頭を整理した。オペラ自体も、何度か改訂されていて、そのたびに序曲も差し替えられている。

  1. 「レオノーレ」第1稿 3幕:1805年初演:レオノーレ序曲第2番 Op.72a
  2. 「レオノーレ」第2稿 2幕:1806年初演:レオノーレ序曲第3番 Op.72b
  3. 1807年プラハ上演:レオノーレ序曲第1番 Op.138
  4. 「フィデリオ」:1810年出版
  5. 「フィデリオ」改訂版:1814年初演:フィデリオ序曲(Op.72に含まれる?)

なお、オペラのタイトルも、ベートーヴェンは「レオノーレ」を主張したのだが、同じ題材の似たようなオペラが既にあったので、興行側に「フィデリオ」にされてしまい、最終的にはベートーヴェンも承諾?して、出版時には「フィデリオ」になっている。


レオノーレ序曲 / フィデリオ序曲の音源は、クラウディオ・アバド、ウィーンフィルの演奏で楽譜付きのものが揃っていたので、これを聴いてみた。

演奏はいい感じだが、比較できるほど分かってはいない。単独でよく演奏されるのは第3番だそうだ。あらすじを想像しながら聴くと面白い ♪





上の演奏は、おそらくこの CD(↓)と同じではないかと思われる。


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