オペラを最初から最後まで通して聴いた(見た)のは初めてかも知れない。オペラは一部を除いてあまり好きではないのだが、「フィデリオ」は思ったより面白かった ♪
「フィデリオ」と「レオノーレ」の関係も初めて知った…(^^;)。
Op.72/138
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
ご存知の方が多いと思うが、このオペラのあらすじは、
「主人公レオノーレが『フィデリオ』という名で男性に変装して監獄に潜入し、政治犯として拘禁されている夫フロレスタンを救出する物語」(Wikipedia)
ということ。つまり、フロレスタンの妻としての名前が「レオノーレ」、彼女が変装した男性の名前が「フィデリオ」。
もう少し知りたい方はこんな記事(↓)をどうぞ。
YouTube には、いくつかの音源や映像があるのだが、映像と日本語字幕付きということでコレ(↓)を選ぶことにした。ちょっと古いようだが…。演奏は、カール・ベーム指揮のベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団とベルリン・ドイツ・オペラ合唱団。
長いので、今回は聴き比べはなし…(^^;)。でも、なかなかいい演奏で、ソロ歌手もみんな上手いと思った。とくに、レオノーレ(フィデリオ)役のソプラノ、ギネス・ジョーンズと、ロッコ役のバス、ヨーゼフ・グラインドルの声はいい感じである。
あらすじを前もって読んでいたのと、字幕が出るので内容も楽しめた。それと、ドイツ語だからなのか、ベートーヴェンだからなのか?ときどき交響曲第9番「合唱」に通じるような響きを感じた。"Freude" などたまに聞き取れる単語も出てくるし…(^^)♪
それから、序曲は 4つもあってややこしいので、Wikipedia などで頭を整理した。オペラ自体も、何度か改訂されていて、そのたびに序曲も差し替えられている。
- 「レオノーレ」第1稿 3幕:1805年初演:レオノーレ序曲第2番 Op.72a
- 「レオノーレ」第2稿 2幕:1806年初演:レオノーレ序曲第3番 Op.72b
- 1807年プラハ上演:レオノーレ序曲第1番 Op.138
- 「フィデリオ」:1810年出版
- 「フィデリオ」改訂版:1814年初演:フィデリオ序曲(Op.72に含まれる?)
なお、オペラのタイトルも、ベートーヴェンは「レオノーレ」を主張したのだが、同じ題材の似たようなオペラが既にあったので、興行側に「フィデリオ」にされてしまい、最終的にはベートーヴェンも承諾?して、出版時には「フィデリオ」になっている。
レオノーレ序曲 / フィデリオ序曲の音源は、クラウディオ・アバド、ウィーンフィルの演奏で楽譜付きのものが揃っていたので、これを聴いてみた。
演奏はいい感じだが、比較できるほど分かってはいない。単独でよく演奏されるのは第3番だそうだ。あらすじを想像しながら聴くと面白い ♪
上の演奏は、おそらくこの CD(↓)と同じではないかと思われる。
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