交響曲第9番「合唱」の原型となる実験的作品という見方もある。一般的な評価もあまり高くなく、管弦楽・ピアノ独奏・独唱者6人・4部合唱が必要であるため演奏機会が少ないとされる。…が、その割には有名指揮者・ピアニストによる録音も多い ♪
Op.80
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
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🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
小澤征爾さんはお気に入りの曲なのか、2015年の80歳記念コンサートの終わりにこの曲を選んでいる。ピアノはアルゲリッチ ♪ 80歳記念なので作品番号の "80"…(^^)?
この演奏はなかなか良くて、とても評判の悪い曲には思えなかった。
このコンサートの様子は下記の記事に詳しい。この曲は 6人の歌手が必要なのだが、何と!バリトンにマティアス・ゲルネの名前がある。
✏️小澤征爾80歳記念コンサート開催、アルゲリッチとともに力強い演奏を見せる(SPICE 2015.9.3)
この「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクトで、初めて知って、お気に入りになったバリトンだ。なんだか嬉しい…(^^)♪
他にも、たまたま見つけたこの記事(↓)で気になったので、アーノンクール+ピエール=ロラン・エマールという演奏も聴いてみた。これもなかなかいい ♪
✏️Beethoven: Triple Concerto, Choral Fantasy & Rondo(ワーナーミュージック)
YouTube では 3つに分かれている(↓)。CD は 2011.07.20 発売のもの。
ただ、この CD のメインは「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」のようで、「合唱幻想曲」はおまけ? 後述の CD を見ても、ピアノ協奏曲などのカップリング曲となっている場合が多い…(^^;)。
他の有名ピアニストによる録音をいくつかあげておく。
これ(↓)は、若き日のバレンボイムがオットー・クレンペラーの指揮で弾いたもの。この CD もメインはベートーヴェンの全ピアノ協奏曲のようだ。オーケストラはニュー・フィルハーモニア管弦楽団。
ベートーヴェン Beethoven ピアノ協奏曲 Piano concertos 合唱幻想曲 Choral Fantasy Op.80 HMV SLS 941-4 UK ED1 Original
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これ(↓)は、クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルの演奏。ピアノはポリーニ。交響曲第6番とのカップリング。
Symphony No 6 / Fantasia for Piano & Orch Op 80
アルフレート・ブレンデルの CD(↓)もピアノ協奏曲全集におまけのような形で「合唱幻想曲」が入っている。ハイティンク指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演。
レイフ・オヴェ・アンスネスは「皇帝」コンチェルトとのカップリング。マーラー・チェンバー・オーケストラを弾き振りしているようだ。2012年から2014年にかけて録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の最後の一枚。
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