2020年8月24日月曜日

BTHVN op.53: ピアノソナタ No.21"Waldstein"はプレトニョフ ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.53、ピアノソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」(1803-04: 33-34歳)。

有名な曲で沢山の名だたるピアニストの演奏(音源)がある。…のだが、個人的には冒頭のリズム感・和音感・テンポ感あたりの入りかたでかなり好みが分かれてしまう。



Op.53

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


…で、今回はお気に入り演奏を探すのに、最初の 2分少しだけ、つまり提示部の1回目だけで選んでみようと思った。

この部分が私の感覚(期待するイメージ)に近いものを探すわけだ。もちろん最初から感覚に合わない演奏もあって、それは最初の数秒で決まる…(^^;)。


最初に「お気に入りピアニスト(候補)」の発見も兼ねて、知らないピアニストの演奏を聴くことにした。YouTube ではあまり見つからないので Spotify も使った。

10数人聴いて、第一印象で 5人ほどのピアニストが残ったが、もう一度じっくり聴いてみるとそれほど良くなかったりして、結局「お気に入り候補」に残ったのは 1人だけ。

それが、韓国の Su Yeon Kim というピアニストの演奏(↓)。

♪ Su Yeon Kim plays Beethoven Piano Sonata op.53 (Waldstein)


やや物足りない部分もあるが、第3楽章まで含めていい感じで(私のイメージに近い感じで)弾いている。音もきれいだし、丁寧かつダイナミックな演奏になっていると思う ♪


Su Yeon Kim(スー・ヨン・キム?、1994 -)の日本語のプロフィールは見つけることができなかった。この(↓)2018 Alaska International Piano-e-Competition で 3位に入賞したときの記事が、わりと新しくて詳しいと思われる。


2015年の第17回ショパンコンクールと 2016年のエリザベートでセミファイナリストになっているようだ。両方ともネットで観戦していたが、まったく記憶にない…(^^;)。

YouTube にある音源もほとんどがコンクールのものだ。わりと気に入った演奏はこのハイドンのソナタ(↓)。これは、いま勉強中のモーツァルテウム大学(ザルツブルク)での 2017年の録音。


最新のものは多分これ(↓)。コロナ禍の中で、自宅?での録画のようだ。



さて、有名(私が知っている)ピアニストについても同じように、最初の 2分ちょっとだけを聴き比べた。そのあと、気になるピアニストについては通して聴いた ♪

結果的には、バレンボイム、ブレンデル、ポリーニ、アシュケナージ、ケンプなどを退けて、今回私の一番のお気に入りになったのはミハイル・プレトニョフ(↓)だった ♪

これは、私自身もちょっと意外だった。プレトニョフ、見直した…(^^;)!♪



おまけ。私の知らないピアニストで、最初の候補になったピアニストの名前だけメモしておく。結果的にはそれほど印象に残る演奏ではなかったのだが、またどこかで遭遇するかも知れないので…。

Paavali Jumppanen
Michael Korstick
Maria Mazo
Loreta Kovacic



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