規模が縮小されたりはしているが、ルツェルン以外にもザルツブルクやラ・ロック・ダンテロンの音楽祭が開催されるようだ ♪ ピアニストを中心にチェックしてみた。
Lucerne Festival
ルツェルン音楽祭はもともと規模が縮小されることは決まっていた(↓)が。コロナの影響でさらに小規模に期間も短く(8月14日〜23日)なったようだ。"LIFE IS LIVE" という標語?がなんとも…。
《ルツェルン音楽祭、縮小? Piano Festival は今年で終わり…》2019/5/8
✏️Breaking: Lucerne Reinstates Small Festival(Slipped Disc)
✏️Lucerne Festival /All Concerts(公式サイト)
その中で、アルゲリッチはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を 2回弾くことになっている。指揮はN響の桂冠名誉指揮者でもあるヘルベルト・ブロムシュテットさん。
そのほかには、最近サティの "Vexations" という曲をライブ配信したイゴール・レヴィット(↓)が、2回のリサイタルを行う。プログラムはベートーヴェンのピアノソナタ。
《イゴール・レヴィットのサティ Vexations ライブ配信!》
Salzburg Festival
ザルツブルク音楽祭は "100 JAHRE" と書いてあるので、100周年なのだと思われる。もっと盛大に祝いたかっただろうに…。
でも、カレンダー(↓)を見ると、8月一杯開催されるし、それなりに頑張っているように見える。オペラ・ファンとかには物足りないだろうが…。
✏️公式カレンダー
✏️スケジュール概要(PDF)
ピアニストを見てみると、ソロリサイタルを行うのが、ソコロフ、ヴォロドス、シフ、バレンボイム、トリフォノフ…と錚々たる名前が並んでいる。
バレンボイムは、ベートーヴェンのピアノソナタ 8番と21番、それに「ディアベリ変奏曲」を演奏する。
トリフォノフのプログラムは、秋にサントリーホールで弾くことになっているのと同じプログラムだ(↓)。アルバン・ベルクのピアノソナタとか、コープランドの変奏曲とか現代曲を並べた意欲的なものである。
《トリフォノフ 2020年秋のプログラムが凄い!♪》
アルゲリッチはルノー・カピュソン(ヴァイオリン)とのデュオ・リサイタルをやる予定になっている。曲はヴァイオリンソナタ 3つ(ベートーヴェンの 8番、シューマンの 2番、プロコフィエフの 2番)。ピアノソロは今回はなさそうだ…(^^;)。
La Roque d'Anthéron
ラ・ロック・ダンテロン音楽祭も 8月の開催(1日〜21日)。こちらはピアノ・フェスティバルなのでたくさんのピアニストが登場する。
✏️PROGRAMME 2020 /Concerts(公式スケジュール)
気になるピアニストを拾ってみると…。
キット・アームストロングはルノー・カピュソンと組んで、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタを 3曲(5番、7番、9番)演奏する。チケットは "Sold-out" ♪
2019年チャイコフスキーコンクール優勝のアレクサンドル・カントロフが室内楽に登場。チャイコフスキーの三重奏曲とショパンのコンチェルト第2番(弦楽五重奏版)など。
リュカ・ドゥバルグは、スカルラッティのプログラムで登場。
マリー=アンジュ・グッチは、ベートーヴェンのコンチェルト第1番と第2番を弾くことになっている。オーケストラの代わりに弦楽五重奏が伴奏する。
もしかすると、コロナの影響でフル・オーケストラは出場できないのかも…(^^;)。
ちなみに、ベートーヴェン250周年記念で(たぶん)、複数のピアニストでピアノソナタ全曲演奏をやるようだが、その中に Kojiro Okada という日本人ピアニストの名前がある。
ネット上には情報が見つからなかったが、フランス語の記事に「1999年にボルドーで生まれ…」とあるので、日本ではほとんど知られてないのかも…。
8月といってももう目の前なので、予定通り "LIVE" で開催されることを祈りたい ♪
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