✏️Igor Levit Gets Seriously Vexed
♪ Live from Berlin: Igor Levit performs Vexations by Erik Satie
"Vexations" というのは「苛立ち」「苦しみ」などの意味を持つ。レヴィットは「コロナ渦の中で苦しんでいる音楽家の苦境を世界に知ってもらうため…」としている。
To raise awareness for the plight of artists worldwide amidst the coronavirus pandemic, pianist and 2018 Gilmore Artist Igor Levit gives a 20-hour, live-streamed, marathon performance transcending geographical borders and time zones.
レヴィットの演奏は、本人自身の疲れが滲み出るような弾き方をしたり、怒りをぶつけるような弾き方をしたり…と延々と同じフレーズが繰り返されるのだが、不思議なことに、思ったほど飽きることはない。
840回を数えるためだと思うが、ピアノの上に楽譜のコピーが積んであって、それを繰り返す度に床に投げ捨てている。横にはサイドテーブルがあって軽食と飲み物などが置いてある。ときどき休憩しているのはトイレなどかな…。
これ(↓)が昨夜 23時頃の写真。
これ(↓)が今朝 9時頃の写真。水を飲みながら弾いているところ。床の楽譜がかなり増えてきた。視聴者は 300人を少し超えるくらい。
ちなみに、これ(↓)が "Vexations" の楽譜。
ライブ配信を聴きながらこの記事を書いていた。ピアノの上の楽譜はあと 2cm くらい。ここまで 13時間ほどかかっているらしいが、あと 7時間も続くとは思えない。
最後までつきあうか、どうするか…(^^;)?
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