実はベーゼンドルファー(Ignaz Bösendorfer)が正式にピアノを作り始めたのは、ベートーヴェンの死の翌年、1828年である。なので、ベートーヴェンがベーゼンドルファーのピアノを弾くことはなかった。
しかし、創始者の Ignaz Bösendorfer は、ベートーヴェンが1792年からずっと住み続けたウィーンに1794年に生まれており、そこでピアノ製作の修行もしている。
この特別モデルには、天板(屋根)の裏側に「月光」ソナタ(Op.27-2)の自筆譜がステンシル印刷されており、楽譜台に若き日のベートーヴェンの肖像、右側の棚にベートーヴェンの有名な言葉 "Music is a higher revelation than all wisdom and philosophy"(ドイツ語も指定できるようだ)が真珠貝で象嵌されている。
ベースとなったモデルは 7フィート の Bösendorfer 214VC。15台しか生産されず、お値段はおおよそ$226,000 (USD) とのこと。
なお、同じようなベートーヴェン・モデルは2013年にベーゼンドルファー社の185周年記念モデルとして作られたそうだ。
詳しくは下記サイト(英語)をどうぞ。
✏️Bösendorfer 公式サイト
✏️Bösendorfer celebrates Beethoven’s 250th Birthday(World Piano News)
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