2020年6月26日金曜日

▼ベートーヴェン:ソナタ31番 折返し地点まで来たが…

ベートーヴェンのピアノソナタ第31番、第3楽章「フーガ1」〜「終結部」の悪戦苦闘はこの 2ヶ月近く続いている。自分で感じる進歩がないわけではないのだが、暗譜もなかなか進まず、難所の攻略もままならず…。

唯一の成果?は、忍耐力アップかも知れない…(^^;)。その忍耐力と「お風呂で指体操」のおかげで、この難所(↓)の左手は何とかなりそうな感じはしてきた ♪




…で、そうこうしているうちに今年も半分が過ぎようとしている。あと数日で 6月も終わってしまう。そこで、今日は折返し地点(6月末)以降の練習計画を考えたいと思う。


その前に今の状況を整理しておくと…。

第1楽章から第3楽章の「嘆きの歌1」までは、テンポが遅いのは置いておくと、暗譜も出来たし、何とか弾けそうな気がする…というところまでは来たと思う。まぁ、おそらく「暗譜」はかなり蒸発?してしまっていると思うけれど…(^^;)。

第3楽章では、「フーガ1」はもう少しである程度弾けるようになりそうなのだが、暗譜はほとんど出来ていない。「嘆きの歌2」はあと少しで暗譜できそうな気はしているが、「疲れきって嘆くように」はなかなか弾けない。

「フーガ2」は前半はいいとして、後半がなかなか弾けそうな気がしないし、暗譜も進まない。それに輪をかけて厳しい状況にあるのが「終結部」。

…といった感じなのだが…さて…。


このまま、第3楽章を続けても、いつ終わるかまったく予想ができないので、今の練習スタイルは 6月末で一旦区切りをつけようと考えている。

で、7月からは第1楽章に戻って、改めて「ちゃんと弾けること」と、「自分のイメージに近い弾き方が出来ること」を目指す練習をしたいと思う。

「ちゃんと弾けること」の中には、中途半端に残してある(まだ出来てない)「難所」をクリアすることも含まれる。…というか、まずは最優先の課題かも…(^^;)。


それと、なぜ暗譜が進まないのか悩んでいるときに、ちょっと思いついたことがある。

一つは、ピアノが少し上達したために「暗譜」が苦手になったのでは?という仮説。

以前は、鍵盤を見ながらでないと弾けなかった。なので「暗譜」は必須だった。ところが、ピアノという楽器は鍵盤を見ないで弾くものだ…ということを知って、その後しばらく「手元を見ないで弾く」練習を続けたのだ(↓)。

《「楽譜を見て弾く」じゃなく「手元を見ないで弾く」!》

そして、今回ふと気がつくと、フーガをほとんど手元を見ないで(楽譜をガン見して)弾いている自分を発見したのだ。これはすごい進歩かもしれない…(^^;)?

ところが、それである程度弾けるとなると、「暗譜」の必要性が低くなってしまう訳だ。だから、なかなか暗譜できなくなった…のかなぁ…?


それでも暗譜しなくっちゃ…と悩んでいるときに思い出したのが、次のようなことだ。

誰だか忘れたが、あるピアニストが、ピアノの練習というのは「そこに指が行かないと気持ち悪い」と感じるくらいまで練習しないといけない…みたいなことを言っていた。

「そこに指が行く」というのは「指が覚える」に近いことなのだろうが、そこ(正しい音)を外すと「気持ちが悪い」ということが、私には新鮮に思えたのだ。

ちょっとレベルの低い話になるかも知れないが、私の場合、運指が難しい箇所ほど暗譜するのが早いのだが、少し関連するかも知れないと思う。

つまり、できるだけラクな指使い探し出して、その指使いが決まったときは「気持ちがいい」のだ。指使いを間違うと、気持ち悪いより先にミスってしまうのだが…。


…と、前置き?が長くなってしまったが…。

7月からは、「そこに指が行かないと気持ち悪い」と感じるくらいまで練習して、暗譜もより完全なものにして「ちゃんと弾ける」ことを目指したいと思う。

で、おそらく暗譜もかなり飛んでしまっているだろうし、弾けなくなっている箇所もあると思われるので、第1楽章から順番に反復練習のようなことを繰り返すことになるだろう。


おおまかな目標としては、7月に第1楽章、8月に第2楽章、9〜10月に第3楽章を、それぞれ通しで弾けるようになることを目指したいと思う。

11月以降はそのあとで考えようと思うが、最後の目標は当然「全楽章を通して弾く」ことなので、12月にはそういう練習になっている筈だ。なっているといいなぁ…(^^;)。


目指すところは何となく分かってきたのだが、それをどうやって練習するかは、実際にやりながら考えるしかなさそうだ。

まぁ、今日のところは半年で第3楽章までたどり着いたことを(まだ終わってはいないが…(^^;)…)素直に喜ぶことにしよう…🤗



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