2020年6月9日火曜日

BTHVN op.26: ピアノソナタ No.12「葬送」グレン・グールド!♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今日は Op.26。ピアノソナタ第12番 変イ長調「葬送」(1800-01: 30-31歳)である。

タイトルが付いていて有名な曲のはずだが、個人的にはそれほど聴いている曲ではない。


Op.26

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


ベートーヴェンは、「伝統的なソナタの枠組みに従った最後の集大成」とも言えるピアノソナタ第11番を書いたあと、独自のスタイルを模索し始める。

ピアノソナタ第12番は Op.27の 2曲の「幻想曲風ソナタ」と合わせて「実験的ソナタ」などと呼ばれることもあるようだ。ソナタ形式を使っていないピアノソナタとなっている。

  • 第1楽章:変奏曲
  • 第2楽章:スケルツォ(複合三部形式)
  • 第3楽章:葬送行進曲
  • 第4楽章:ロンド形式


私の場合、ベートーヴェンのピアノソナタというとバレンボイムを聴き過ぎていて、それが一つの基準のようなものになってしまっている。なので、今回はあえてバレンボイム以外のお気に入り演奏を探してみようと思った。

…が、YouTube には結局、こういった動画(↓)しかない。

♪ Beethoven | Piano Sonata No. 12 in A-flat major | Daniel Barenboim

♪ Beethoven: Sonata No.12 in A-flat Major, Op.26, "Funeral March" (Lewis, Kovacevich, Buchbinder)

この中で、ちょっといいなと思ったのは "Lewis"(ポール・ルイス)の演奏だった。コヴァセヴィッチも好きな演奏だ ♪


で、もう少し探してみようと Spotify の CD をいくつか聴いてみた。

一番気に入ったのはグレン・グールド。例によって?特徴的な解釈の演奏になっているのだが、それが妙に説得力を持っている。何か意図的にそう弾いているんだろうというのが見えるのだが、決して不自然ではない。不思議な魅力のある演奏だ ♪

リマスター版なので音もいい。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.5(第12,13番)(紙ジャケット仕様)





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