《ツィモン・バルト Tzimon Barto 筋肉マンピアニスト!?》
勝手気ままに、私の「お気に入り」ポイントを分類してみた。
まず第一には「芸術的にも技術的にもすごい人たち」。理屈抜きに惹かれる演奏を聴かせてくれる、いつまでも聴いていたいピアニストたち…(^^)♪
その中で、アルゲリッチ、内田光子さん、ピリスさん、アンドラーシュ・シフ、グリゴリー・ソコロフなどは「神領域」だと思っている。シフはバッハ限定かもしれないが…。
それに近いピアニストとしては、エマールさん(ピエール=ローラン・エマール)とかアンデルシェフスキとかコンスタンチン・リフシッツとか…これはナマで聴いたことがある人たち。
ダニール・トリフォノフとかエマニュエル・アックスとかもこの分類かも…。
次に「お気に入り」なのが、将来を期待できそうな、新しいピアノ演奏・音楽を創り出してくれそうな若手たち。
ルカくん(リュカ・ドゥバルグ)、グッチちゃん(マリー=アンジュ・グッチ)、キットくん(キット・アームストロング)、ケイト・リウなどがこの分類に入る。
こういう若手ピアニストたちにはどんどんいろんなことにチャレンジして、新しいピアノ音楽の世界を見せて欲しいと思っている。
それから、作曲・編曲・即興なども手がけ、広い分野で面白いものを聴かせてくれそうなピアニストたち。現代音楽とか同時代の作曲家とのコラボレーションなども…。
最近知ったピアニストでは、ヴィキングル・オラフソン、フロリアン・ノアックなど。今回発見したツィモン・バルトもこの分類でのお気に入りだ。
最後に、私の好きな作曲家の好きな作品を私の好みの演奏で聴かせてくれる人。「好み」と言っても「イメージどおり」というよりも、私のイメージや期待を超える演奏を聴かせてくれるピアニストがいい。
例えば、ベートーヴェンでいうとバレンボイム、そして最近知ったロナルド・ブラウティハムなど。シューベルトのピリス さんなどもこの分類にも入りそうだ。
全体的にみると、私の好きなピアニストの共通点は、聴いて「ワクワクする」演奏をする人だ。演奏自体の凄さで惹きつけるピアニストも好きだし、定番以外の作曲家や作品を発掘(私にとっての…)してくれていい演奏を聴かせてくれるピアニストも好きだ。
新しい解釈で作品自体の新しい魅力を聴かせてくれるような演奏は、私としては常に期待しているかもしれない。例えば、新しいショパンの形?や響き…(^^;)?
現代の音楽を知りたいと思っているので、「同時代の作曲家の作品」の素晴らしさを教えてくれるようなピアニストに出会いたいということはずっと思い続けている。
今の時代がどんな音楽を生み出し、それを同じ時代を生きているピアニストがどう解釈しどんな演奏をするのかに興味がある。今を生きる作曲家やピアニストたちが、リアルタイムにどんな芸術を生み出しているのか…。
おまけ。こうやって、自分の「好み」だけを頼りに沢山の色んなピアニストを見つけてきた。…のだが、今気がついてみると、いつの間にか忘れてしまっているピアニストと、いつまでも頭の中にくっきりと存在し続けているピアニストがいる…。
一生懸命に演奏を聴いて、そのときは気に入っていても、時間が経つうちに本当に好きなのかどうかが分かれて行くのだろうか。
「時間というフィルター」みたいなものを通して、自分の中での「淘汰」みたいなことが起こっていて、知らず知らずのうちに浮かび上がってくるピアニストと沈んでいくピアニストとがいる?…としたらちょっと面白いような気がする…(^^)♪
もちろん、そのあとに聴いた頻度とか、時間が経っての再発見というか二度目の出会いというのもあるだろうが…。
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