やはり、フーガは何度やっても(…と言っても2回目…)暗譜ができない。それだけでなく、複数の声部をちゃんと弾くのは、音符をたどるだけでも大変である。その大変さは承知の上での選曲ではあったのだが…。
苦戦しているのは、バッハの平均律第2巻からBWV874のフーガ。練習の段階としては、部分練習・反復練習でなんとか頭と指に覚えさせようとしているところ。
「ボーっと練習してんじゃねー」つもりなのだが、なかなか進んでいるという実感がない…(^^;)。とりあえず、少しでも工夫していることは…。
その1、ある程度「暗譜」できるまでは、まず最初の1ページだけに集中することにした(といっても全体で2ページなのだが…)。
その2、練習する単位としての「ブロック分け」を一応やった。割と細かく「1〜/ 10〜/ 16〜/ 21〜/ 27〜/ 33〜/ 40〜/ 45〜」(小節番号)という感じで…。
それから、その3として、フーガの「声部」を少しでも明確に弾くために、最初にあげた楽譜の ① ② ③ ④ のようなテーマの冒頭(「レレレソーシー」など)を意識するようにした。とりあえずは「冒頭」だけ…(^^;)。
その4としては、テーマの後半(「ミラソ#ファ(レ)」など)に対する意識も必要だとは思っているのだが、これは今のところ出来る範囲で…。
とくに、上の楽譜の2段目の色枠で囲んだ部分は、この音型が複雑に重なっているので、少なくとも耳では聴き取れるようにしたいと思っている。そのうち…。
その5、指で覚えるのに役に立つかも知れないと思っているのは「単音を意識する」ということ。単音というのは、左手または右手が一つの音符しか押さえていない場所。
例えば、その4であげた「ミラソ#ファ」などが折り重なっている部分でも、下の楽譜で赤丸で囲んだところは「単音」になっている。
ここは「ミラソ#ファ」などの音型の終わり(ファ)であると同時に、続く別の声部の始まり(の休符)になっている。
なので、この場所を意識することで弾きやすくなるし、他の声部の音符が確実に切れるし、しかもこの音型の声部間の重なりを少しでも聴くことができる。…ようになるはずだと思っている。
…という感じで、まぁボチボチと進んでいるような気はしている。この分だと、あと1ヶ月、2月末までかかりそうな予感…(^^)♪
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