©Carole Bellaiche |
プロフィールは下記サイトを参考にした。
✏️ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(KAJIMOTO)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェは、17歳でパリ音楽院を卒業、2001年のモーリス・ラヴェル・アカデミーで注目を集め、2004年ロン=ティボー・コンクール第3位、2007年11月に東京のサントリーホールで日本でのリサイタル・デビュー。ラ・フォル・ジュルネにも来たことがあるようだ。
16歳で録音したデビューCD『ショパン:練習曲全集』は、過去の名盤にもひけをとらないらしい。『ツェルニー練習曲集:The Art of Finger Dexterity』なども出している。
そういえば、2009年の『ベートーヴェン:ソナタ集』にも、「ハンマークラヴィア」と一緒に入っているソナタが19番と20番(ソナチネアルバムにあるやつ)で、「エリーゼのために」も入っている。何か「教育的な」意図でもあるのだろうか…(^^;)?
実は面白いと思ったのは、上のプロフィールに書かれている以外のこと。
一つは彼は作曲家でもあるらしいのだが、YouTube にあった自作自演の「練習曲」が内部奏法も用いているのだが「現代音楽」っぽい嫌味がなく、なかなか良かったこと。
他の曲も聴いてみたいのだが、音源が見つからなかった。
♪ Neuburger : Etude n° 2 (Jean-Frédéric Neuburger)
もう一つは、フェルディナン・エロルド(Ferdinand Hérold, 1791〜1833)というフランスのオペラ作曲家が書いたピアノ協奏曲を弾いている音源があって、この曲(と演奏)が何となく雰囲気(19世紀の?)がよくて嬉しくなったこと。
♪ Ferdinand Hérold: Concerto pour piano No.2, en mi bemol majeur, Jean-Frédéric Neuburger (piano)
元のCDはたぶんこれ(↓)。Spotify にあったので、あとで3番・4番も聴いてみようと思っている…(^^)♪
Piano Concertos Nos. 2 3 & 4
ちなみに、定評のあると言われているショパンの練習曲とベートーヴェンのソナタ集、それにラヴェルを Spotify にあったCDで聴いてみたのだが、演奏は私の好みからいうと「微妙」なところである。
ショパンは、潔くきっぱりとした弾き方で嫌いじゃないのだけれど、ずっと聴いていると何だか一本調子のようで、陰影とかニュアンスとか言ったものがあまり感じられない。
ベートーヴェン「ハンマークラヴィア」は私にとってはテンポが速すぎて、私の期待するベートーヴェンとはちょっと違う演奏になっている。
ラヴェルは「夜のガスパール」「優雅で感傷的なワルツ」「クープランの墓」が入っているが、聴いた中では一番よかった。でも飛び抜けて「お気に入り」というほどでは…。
Chopin: Etudes op.10&25/Jean-Frederic
Beethoven: Piano Sonatas No. 20 & 29
Ravel: Gaspard De La Nuit, Valses Nobles et Sentimentales, Le Tombeau De Couperin/ Jean-Frederic Neuburger[輸入盤]
個人的には、自作自演のCDとか音源をもっと出して欲しいと思う。ピアニスト&作曲家として気になる存在だ。「若くしてパリ音楽院教授」も務めているらしいが、まだまだ進化して欲しい…(^^)!♪
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