ラフォルジュルネのチケット、やっと予約した。あちこちに心移りを繰り返した結果、初登場の一人であるヨーゼフ・モーグを聴いてみることにした。
選択基準は、ピアニストと曲目なのだが、ピアニストに関してはそれほど知っている訳ではないので、どちらかというと曲を中心に選んだ。
とはいえ、リサイタルで聴きたい曲というのは、けっこう微妙なところがあると今回気がついた。
例えば、ベートーヴェンは聴きたいが、ソナタ3曲のプログラムというのはちょっと疲れそうだな~とか、いくらショパン好きとはいえエチュード全曲というのもなぁ~、とか。それと、あまりよく知っている曲よりは、少し新鮮味のある曲のほうがいいか…、とか。
で結局、曲目はリストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」とシューマンの「幻想曲 ハ長調 op.17」である。両方とも一応知ってはいるが、それほど聞き覚えているわけではない、というちょうどよい?塩梅(あんばい)の曲になった。
でも、実は最後の決め手は「ホール」であった。このリサイタルの開催場所は「よみうり大手町ホール」。ここは今年の春(今月末)にオープンする予定の、できたての新しいホールなのだ。
そして、たまたま「音楽の友」3月号で、ピアニストの河村尚子さんがこのホール用のピアノを選んだ、という記事を読んだこともあり、ぜひこのホールでそのスタインウェイの音を聴いてみたいと思った次第である。
あとは、同じ日に面白いマスター・クラス(公開レッスン)があることを祈るのみである。
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