ショパンの「雨だれ」のなかで、ずっと苦労している9度の和音(下図)だが、いい弾き方を発見した。
問題は、9度を押さえるのがギリギリであるため、右手5指のAisの音が目立つように弾けないことであった。で、とりあえず上の3音だけを弾く練習をしていた。そのときふと気がついたのが「省エネ奏法」である。
つまり、Aisを弾く拍では、右手1指のGis音を省くのである。やってみると、左手1指で1オクターブ下のGisを弾いているせいか、ほとんど省いたのが分からない。ちょっと後ろめたさは感じるが、全体のバランスがよくなり、一番上のメロディーラインも聞こえるようになった。
右手1指は弾かないとはいえ次の音の準備はしているので、上達すればごまかさずに弾けるようになるのではないか、と思う。その準備段階であるという言い訳をしながら、当分はこの弾き方で乗り切ることにしたい。
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