シューベルト:弾き方のヒント
シューベルトにとって、音楽は、言葉の深い意味で、「回想」であり、作曲とは何かを想い出すことにつながっていたのではなかろうか?
内面世界の感情表現を、歌うように、あるいは朗読するように、あくまでも澄み切った清潔な音色で、テンポをきちんと守って弾く「透明な快い演奏」である。
彼は心に溜まってくるものを、ただ自然に、個人的な柄杓(ひしゃく)で汲み出していただけなのだ。
シューベルトの音楽には「インティメートの雰囲気」が必要で「音の中の静けさをつくる、聴く」ことができなければ弾けない。「いい瞬間、いい音色、いい静けさ」をどうやって作り出すか…。
これまでに私が感じてきた(とりとめのない?)シューベルトとはまるで違う印象。少し早いテンポで、やや感情の起伏の激しいシューベルト。
練習した曲:選曲理由、分析、弾き方等
…それは、この曲が「さすらい人」幻想曲と同じように「管弦楽的」であるということ。つまり、シューベルトはここでピアノの制約を超えたオーケストラ的な表現を試みている…。
シューベルトのピアノ曲(選曲のために)
即興曲や楽興の時など
ピアノソナタの有名度・お気に入り演奏など
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モーツァルトからリストまで11人の作曲家のよるピアノソナタの難易度マップ
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