少し前から、シューベルトのピアノソナタ18番第1楽章だけを練習しているが、今ひとつ進み具合がつかめないので「なんちゃってアナリーゼ」をやってみることにした。練習のための「ブロック分け」だ。
今回はソナタ形式であること以外、ほとんど参考になる情報がなかったので、この分析にはまったく自信がない。まぁ、練習のための区切りだと割り切ってトライしてみた。その結果が下記。数字は小節番号。
提示部
1-9:第1主題(a)
10-16:経過句
17-26:a 確保
27-36:第2主題(b)
37-48:b 変奏1
49-60:b 変奏2
61-64:小終結句
展開部
65-75:a 展開1
76-81:b 展開1
82-95:a 展開2
96-115:b 展開2
再現部
116-127:a 再現
128-137:b 再現
138-149:b 変奏1再現
150-161:b 変奏2再現
終結部
162-174:コーダ
一番悩んだのが、提示部の第2主題(b)の変奏1(37-48)と変奏2(49-60)の箇所。実は、両方とも最初は別の主題なのかと思っていた。練習という視点から見るとまったく新しいパターンなので…。
第2主題(b)
b 変奏1
b 変奏2
ところが、ある解説記事に「変奏」という言葉が出ていたので、よく見たら「変奏1」には第2主題(b)の旋律が隠れていた…という。自分の音楽的センス(能力?)のなさに改めてがっかりした次第…(^^;)。
「変奏2」はあまり自信がない。一応「変奏」としたが、3つ目の主題と考えてもいいのかなぁ?とも思った。ただ、展開部に登場しない(変奏その1も…)こともあり、雰囲気としても第2主題の変奏のような気がしないでもないので…。(変奏曲は苦手だ…)
こうやって全体を眺めてみると、
① 提示部と再現部では「第1主題(a)・第2主題(b)・b 変奏1・b 変奏2」となっていて、主題1は提示部ではその確保がされていて、再現部ではその確保(繰り返し)が省略されている
② 展開部では「第1主題・第2主題」の展開が2回行われている
…ということが分かる。ちなみに、第1主題(a)は下記。
第1主題(a)
全体の構成が大体つかめたところで、各ブロックの練習を順次進めて行こうと思っている。ただ、けっこう長いので、まずは「提示部」を弾けるようにすることと「暗譜」かな…。
「変奏」のところは、当然だが、元の第2主題が弾けるようになっても自動的に弾けるわけではないので、弾く練習(暗譜も…)を考えると、やっぱり主題が4つあると思った方がいいのかも…(^^;)?
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