こんなニュース(↓)が目に入った。60代以上と思われる主婦が大阪国際音楽コンクールで優勝したという話だ。シニア部門とかではなく…。
(中野万里子さん 第18回大阪国際音楽コンクールで優勝)
こういう話は、同じ?シニアとして「いいなぁ ♪」と思ってしまう。
もちろん、この中野さんは若い時にちゃんとした音楽(ピアノ)教育を受けており、ピアニストを目指していたということなので、私のように定年退職してからボチボチ始めた「大人のピアノ」とはワケが違う。
それでも、もう一度やろうと決心して、実際に結果を出してしまうというのはすごいと思うし、これからも頑張って欲しいと素直に思う。
この記事を読んでいて思ったのは、この人の人格というかパーソナリティというか、(たぶん)負けず嫌いで頑張り屋さんでステージが好きという性格もプラスに働いたんだろうな、と思った。記事から本人の言葉を少し引用してみると…。
「練習で間違っても、本番は全然あがらず、バッチリ。ドレスを着てライトを浴びるのが大好きな、目立ちたがりの少女でした」
「でも、教えるのは嫌いでした。ちゃんと準備してくる子は少ないし、なんかイライラして、何人かやめさせたこともあります」
「(ハイフィンガーで育った世代としては)力任せに弾くだけでは、若い人の脱力奏法に勝てないとわかったのです。私は『リゴレット・パラフレーズ』を柔らかく弾く技を磨き、コンクールに挑もうと決めました」
ちなみに、ピアノ再開後に受けたコンクールすべてを、ショパンの「バラード第1番」とリストの「リゴレット・パラフレーズ」で通したそうだ。これも「異例中の異例」らしい。
そして、
「あと20年くらいしか生きられない私が優勝しては、若い人に申し訳ないという気持ちもあります」
と言いながら、若い人たちと顔見知りとなり、自然に言葉を交わすようになって、だんだんトシのことも忘れ、友だち感覚になったそうで、本人曰く。
「『これって、いいな』と思います。今や、最大のアンチエイジングです」
そうか!ピアノは「アンチエイジング」になりうるのか。指と頭を使うことで少しは「ボケ防止」になるかとは思っていたのだが…。でも、若い人と一緒にピアノをやれるほどの力量がない人(私とか…)はそういう機会もなさそうだな…(^^;)。
まぁ、私なりの(自分の性格と実力にあった)やり方で、気持ちだけでも若々しくしていよう!…と少し励まされたニュースでした。
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