●出典:『ネイガウスのピアノ講義』
あとがき (エレーナ・リヒテル)
●感想
エレーナ・リヒテル氏(ロシアのピアニスト、ピアノ音楽教師、2007年モスクワ音楽院教授)のあとがきの中に、ネイガウスの「ピアノ演奏教育の原則」がまとめられている。
1.〈作曲家に奉仕する〉こと
「私の《アパショナータ》」ではなく「ベートーヴェンの《アパショナータ》」を気に入ってもらいなさい
2.それぞれの学生の個性や可能性を伸ばす
学生を愛し、幅広い芸術・文化・人間性を深く理解していたネイガウスだからこそ出来た。
3.音楽作品それぞれは広範なコンテキストの中で理解すること
その作品だけの枠、または…作曲家の枠だけに留まるのではなく、広範な音楽的、美学的、文化的、哲学的、歴史的コンテキストの中で考察されるべき。
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以上 「『ネイガウスのピアノ講義』」 読了
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