もともと本は好きなのだが、このところちょっと読書に疲れている。
今年は、ピアノや音楽に関する読書は「量より質」を目標に、と張り切って始めたのはいいのだが…。最初から少し難しい本を選んでしまったようで、頭がクタクタになっている。
昨年末に『ピアノ演奏芸術』というネイガウスの難しい本に挑戦して、なんとか読みきった。そして今年はショパンに取り組むこともあり、『ショパンのピアニスム』という、魅力的なタイトルの本を年末から正月にかけて、つい最近まで読んでいた。
このショパンの本は、実にたくさんの譜例(自筆譜やショパンがレッスンで書き込みをした楽譜を含め)が載っており、その具体的な話が延々と続いている。
ショパンの曲を一通り弾けるような人にはとても役に立つものだと思われるが、「ショパンの一番やさしい曲はどれだろう」などと考えている私にとっては、猫に小判、馬の耳に念仏である。それでも何とか読み(めくり?)終わった。
ところが、正月休み明けにふらっと図書館に行ったとき、『ネイガウスのピアノ講義』という本を見つけてしまった!
これが運のツキ?であった。「ピアノ演奏芸術」よりは読みやすそう(エピソードとかたくさん載っている)に見えたのだが、やはり内容はそれなりに充実している。
シマノフスキとかリヒテルとか、いろいろと有名人が出てきて、ネイガウスの音楽的な伝記みたいな部分もあり、彼の人となりがうかがえて面白い箇所もあるのだが…。
というわけで、読書はちょっとお休み。練習に集中しようと思っている…(^^;)。
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