2023年9月6日水曜日

ヘンデルの有名なピアノ曲は?ポピュラー編?「ラルゴ」とか…

ヘンデルのピアノ曲(クラヴサン曲)を少し探索して、有名な曲には、いくつかの組曲やシャコンヌがあるということは分かった。


…のだが、以前ヘンデルの「私を泣かせてください」というアリアのピアノ編曲版を練習したことがあって、もう少し軽め?でポピュラーな曲があるのでは?…と思いついた。




昔(2014年12月)に練習したのは次の 2曲。

  • 私を泣かせてください "Lascia ch'io pianga":歌劇「リナルド」より
  • ラルゴ(樹木の影で)"Ombra mai fù":歌劇「セルセ」より





以下、よく耳にするであろうヘンデルの楽曲(ピアノ編曲版)の YouTube 音源を順不同で並べてみる。鍵盤作品以外からの編曲が多いが、意外にたくさんあった…(^^)♪


授賞式などでよく耳にするこの曲もヘンデルが作ったものだった。


この「見よ勇者は帰る」はオラトリオ「ユダス・マカベウス」の第3部 58番目の曲。


オラトリオ「メサイア」の中の有名な曲、第2部最終曲の「ハレルヤ(Hallelujah)」(通称「ハレルヤコーラス」)もピアノ演奏があった。



その他、ヘンデルの代表作品の中からピアノ編曲されたものはいくつかある。どれも、聴き覚えのある曲ばかりだ。


組曲「水上の音楽」の第2組曲第2曲「アラ・ホーンパイプ」"Hornpipe"。



組曲「王宮の花火の音楽」の第4曲「ルジュイサンス(歓喜)」"La rejouissance"。



オラトリオ「ソロモン」の第3幕冒頭で演奏されるシンフォニア「シバの女王の入城」。2012年のロンドン五輪開会式で使われた。



カティア・ブニアティシヴィリはアンコールに「メヌエット」を弾いている。


組曲第7番 HWV 432 の第6曲(最終曲)"Passacaille" をイージーリスニング風?にアレンジしたものも発見した。聴いたことがあるような…?



ヨハン・ハルヴォルセン(Johan Halvorsen、ノルウェー、1864 - 1935)の編曲ということになっているが、ハルヴォルセンの編曲はヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲『ヘンデルの主題によるパッサカリアとサラバンド』ということなので、このピアノ曲はそれをさらに編曲したもの?…かも知れない。

ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲では、イツァーク・パールマンとピンカス・ズーカーマンという二大巨匠の演奏が残っていた ♪


参考まで、原曲のハイドシェックによるピアノ演奏を載せておく。



最後は、やはり一番有名と思われる「調子のよい鍛冶屋」と「サラバンド」かな…(^^)?



おまけ。ベーレンライター社から "Handel: Easy Piano Pieces and Dances" という楽譜が出版されていて、以下のような曲が入っている。聴き覚えのあるものもあるかも知れないが、ぜんぶ確認するのはしんどいので今回はパス…(^^;)。


Gavotte in G Major, HWV 491
Air in D Minor, HWV 461
Minuet in G Minor, HWV 540b
Minuet in B-flat Major, HWV 556
Minuet in G Minor, HWV 532
March in G Major, HWV 419/2
March in G Major, HWV 419/3
Minuet in A Major, HWV 546
Sarabande with Variations from Suite in D Minor, HWV 437
Entrée from Suite in G Minor, HWV 453
Air in B-flat Major, HWV 471
Toccata in G Minor, HWV 586
Ouverture in D Minor, HWV 448/1
Impertinence, HWV 494
Sonatina in G Major, HWV 582
Sonatina in B-flat Major, HWV 585
Sonatina in D Minor, HWV 581
Suite (Chaconne) in G major, HWV 442
Preludio and Allegro in G Minor, HWV 574
Minuet from Suite in G Minor, HWV 453
Air with Variations from Suite in B-flat major, HWV 434



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