今回、ピアノの練習曲に選んだのはシューマンの「幻想曲 ハ長調 Op.17」の第3楽章。ゆったりしたテンポで比較的音符が少ないので、弾けそうな気がした。…のだが、やってみるとなかなか難しい。どう弾いていいのかよく分からない…というのが一番の問題…?
…で、今回はこれまで以上にプロの演奏を参考にすることにした。早速、お気に入り演奏を探すことにしたのだが、有名な曲だけに多くのピアニストが音源を残している。その中からお気に入りを選ぶのも大変…(^^;)。
まず、普通に Google で検索すると「AI による概要」には比較的古いピアニストが表示される(↓)。ちなみに、検索結果にはなぜかまともな情報がほとんど出てこない…(^^;)?
- リヒテル(壮年期の EMI録音など)
- アルゲリッチ(1976年の RCA/ソニーの録音)
- アニー・フィッシャー(1950年代末のEMI録音)
- ポリーニ(ドイツ・グラモフォンの録音)
- ヴラジミール・アシュケナージ
- ペライア
YouTube の検索ではもっと出てくる(上との重複は省いてある)。
- アルカディ・ヴォロドス
- 内田光子
- ソン・ヨルム
- ニコライ・ルガンスキー
- ネルソン・フレイレ
- クラウディオ・アラウ
- エドウィン・フィッシャー
- ブレンデル
- ラドゥ・ルプー
- アンスネス
- アレクセイ・ヴォロディン
- アンドラーシュ・シフ
その他で、あのピアニストは弾いてないのかなぁ…と、個人的に気になるピアニストの音源を探したら結構あった。
- ホロヴィッツ
- ソコロフ
- キーシン
- アンデルシェフスキ
- ポール・ルイス
- スティーヴン・ハフ
- フローリアン・ウーリヒ*
*シューマンのピアノ作品全集(CD)を 2022年にリリースしている。
…ということで、ざっと探しただけで 25人ものピアニストの音源があって、全部聴くと大変だし、最初は全楽章聴くつもりだったけど、それもキツそうなので…。
結局、気になる 20人ほどのピアニストの第3楽章だけ…をざっと(1〜2度)聴いた範囲で気に入った演奏は 7つほど。
それぞれにコメントするほど聴き込んでないので、何となくの好みの順番で 7人を挙げてみるとこんな感じ(↓)。上の半分くらいはとくに気に入った演奏 ♪
- マウリツィオ・ポリーニ
♪ Schumann: Fantasie in C, Op. 17: III. Langsam getragen. Durchweg leise zu halten - Etwas bewegter - ポール・ルイス
♪ Fantasie in C Major, Op. 17: III. Langsam getragen. Durchweg leise zu halten - ネルソン・フレイレ
♪ Nelson Freire: Robert Schumann - Fantasy in C major, Op. 17 (1983)(第3楽章は 18:45〜) - ラドゥ・ルプー
♪ Radu Lupu plays Schumann Fantasie, op. 17 – live 1994(第3楽章は 21:44〜) - レイフ・オヴェ・アンスネス
♪ Fantasie in C Major, Op. 17: III. Langsam getragen. Durchweg leise zu halten - アンドラーシュ・シフ
♪ Schumann: Fantasie in C Major, Op. 17: III. Langsam getragen. Durchweg leise zu halten - フローリアン・ウーリッヒ
♪ Fantasia in C Major for Piano, Op. 17: III. Langsam getragen. Durchweg leise zu halten
AI がトップ 3 に挙げたピアニストがこの中に入っていないが、あくまで個人的な好み(しかも第3楽章だけ)の問題で、名演奏であることに変わりない…と思う。
リヒテルは、ややメリハリを付けすぎかな?…と感じた。よく言えば「スケール感」がある演奏で、この曲に込められた「情感」を強く出しているのだと思う。
アルゲリッチの ff 部分の盛り上げ方は好きだ ♪
アニー・フィッシャーの演奏もいい感じなのだが、アルペジオ部分で少し速くするのはちょっと違和感があった。とくに最後の部分は速すぎると思った。
様々な解釈の演奏を聴いて結構楽しめたのだが、その中で何となく自分の好みの傾向が分かってきたような気がする。
全体的には美しい、どちらかというと柔らかめの音が好きだ。アルペジオや伴奏の 3連符も含めて、すべての音がそれぞれの音色で響く、ポリフォニー的な演奏が好みのようだ。
音色だけでなく「歌い方」(フレーズの微妙なニュアンスなど)も大事なポイントだ。
そして、シューマンが指示した "Langsam getragen. Durchweg leise zu halten" (ゆっくりと歌うように支えて、一貫して静かに保つこと)という全体の楽想の中で、「 sf クレッシェンド ff 」の部分をどう表現するか…という点も大きい。
ここは、シューマンが込めた「情感」(クララ・ヴィークに対する深い愛情と引き離されていた苦悩)が頂点に達するところなのだろうが、「爆発」するような弾き方は相応しくないような気がする。
もちろん、シューマンの意図(心情)は分からないが、あくまで私個人の好みとして…。
…という訳で、練習が進んで自分なりにもう少しイメージできるようになったら、選んだ 7人をもう一度聴き比べてお手本探しをしてみようと思う。
それと、音楽鑑賞=《鍵盤音楽史》の作曲家探索の方では、全楽章を聴くつもりにしている。25人は多すぎるので、7人に絞って…(^^;)。
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