2020年8月18日火曜日

ゴダールのピアノ曲もよさそう ♪

今年の目標の一つ「100曲のピアノ曲を弾く」もしばらく停滞しているし、あまり聴いたことのない作曲家やピアノ曲を聴きたいと思って、ネット内を探索していたところ…。

下記のブログ記事にバンジャマン・ゴダール(Benjamin Godard)の「海辺の散歩」Op.86 というのが載っていた。聴いてみるとちょっと雰囲気のあるいい感じの曲だ ♪

✏️第一回、レア・ピアノミュージック・チャレンジ♪後半(ピアノが下手な『100』の理由)



ゴダールについては、名前は何となく聞いたことがあるが、代表曲は?というと一つも思いつかない…という程度の認識である…(^^;)。

Wikipedia を見ると、「おびただしい数の作品を遺したが、今日ではほとんどが忘れられており…」とある。「ジョスランの子守歌」の作曲家であるという説明も多い。

はて「ジョスランの子守歌」ってどんな曲だっけ? 名前だけは知っているがメロディーを思い出せない。そもそも、ジョスランという作曲家が作った曲だと思っていた…(^^;)。

ゴダールが作ったオペラ「ジョスラン(Jocelyn)」の中のアリアらしい…。


それはさておき、まずは YouTube にあるピアノ曲をざっと聴いてみた。

まずは、"Godard Piano Works" といういかにも代表曲を集めたような音源があった。内容は下記(↓)。わりといい感じの曲が多いが、小曲ばかりである。

  • Barcarolle No. 2 in F Major, Op. 80
  • Barcarolle No. 3 in B-Flat Major, Op. 105
  • Scènes italiennes, Op. 126
  • 20 Pièces

Godard Piano Works (Full Album) played by Alessandro Deljavan

"20 Pièces" は楽譜付の音源(↓ピアニストは同じ)があったので、これでもう一度、楽譜を見ながら聴いてみようと思っている。

♪ Benjamin Godard: 20 Pièces, Op. 58, I-X (performed by Alessandro Deljavan)

♪ Benjamin Godard: 20 Pièces, Op. 58, XI-XX (performed by Alessandro Deljavan)


エチュードでは、op.149 が 4つの book に分かれていて、次のような構成になっている。book2(旋律的)と book4(演奏会用)の中にいい曲がありそうだ。

  1. 子供のための練習曲(10曲)
  2. 旋律的練習曲(6曲)
  3. 律動的練習曲(6曲)
  4. 演奏会用練習曲(6曲)

♪ Benjamin Godard - Etudes Enfantines, Op.149

Benjamin GODARD: Etudes, Op. 149, book 2: Etudes mélodiques (performed by Jean Martin)

♪ Benjamin GODARD: Etudes, Op. 149, book 3: Etudes rythmiques (performed by Jean Martin)

♪ Benjamin GODARD: Etudes, Op. 149, book 4: Etudes de concert (performed by Jean Martin)


ピアノソナタも 2曲あるのだが、両方ともちょっと重たい感じ。「幻想的ソナタ」op.63 の方がちょっといいかも知れない。もう一度聴き直してみようと思う。

♪ Godard Sonata fantastique op.63 Jouni Somero,piano

♪ Piano Sonata No. 2 in F Minor, Op. 94: I. Allegro con moto ma non troppo


その他いくつかの小品があったが、今一つ好みではないかな…。

♪ Godard: Au matin Op. 83

♪ Benjamin Godard - Trembling Leaves

♪ Benjamin Godard: Rêve vécu, Op. 140 (performed by Eliane Reyes)


それにしても、意外に沢山の音源があがっている。Wikipedia には「ゴダールは実にやすやすと作曲し、あらゆるジャンルにわたって大量に作曲を行なった」とある。

結核のため 45歳で亡くなっている(1849年8月18日 – 1895年1月10日)が、作品番号が付いているだけでも op.153 まであるので、多作と言っていいだろう。


ちなみに、全音ピアノピースには「舟歌 op.77」「ジョスランの子守歌」の 2つがあるようだ。

この「舟歌」は、以前、ねもねも舎の Facebook 記事に「例の(ゴダールの)舟歌は相変わらず国内版ピアノピースでしか手に入らないようで…」とあった貴重品?のようだ。

《ねもねもさんのこと…そろそろお目覚めか…?》

念のため? IMSLP で調べてみたら、ここにも楽譜はなかった。


全体的には、ちょっと面白いかも…弾ける曲もあるかも…という印象なので、「100曲のピアノ曲を弾く」プロジェクトを進めるために試し弾きをしてみようかと考えている。

なにせ、目標の「100曲」に対して、今日現在 40曲しか出来てない…(^^;)。

《My Piano Life 2020の目標:中間地点のチェックかなり苦しい…》


おまけ1。ジョスランの子守歌、どんな曲だったか聴いてみた。ほんの少しだけ聴き覚えがあったが、自分で歌えるほどではない。


元々のアリアはたぶんコレ(↓)なんだろう。

♪ Karine Deshayes; "Berceuse from Jocelyn"; JOCELYN; Benjamin Godard (1849-1895)

一番気に入ったのはチェロの演奏(↓)。

♪ Godard, "Berceuse" from Jocelyn, for Cello

ピアノソロ(↓)もあって、これも悪くない。全音ピアノピースの編曲ではなさそう。

♪ BERCEUSE DE JOCELYN - GODARD - piano - Harry Völker

フランス語の歌詞と日本語対訳が表示されるのがコレ(↓)。ただ、歌っているのは人間ではなくて「VOCALOID(ボーカロイド)」。

♪ 【さとうささら】Berceuse de Jocelyn ジョスランの子守唄


おまけ2。ゴダール関連の記事(参考)。


✏️知られざるフランスの大家 バンジャマン・ゴダールって誰だ(アリアCD)

✏️バンジャマン・ゴダール(Wikipedia)

✏️年譜にみるバンジャマン・ゴダールの音楽(Phile Web)

✏️ゴダール(バンジャマン)  (NAXOS)

✏️散歩R(21-2) 作曲家バンジャマン・ゴダールの家 Maison de compositeur Benjamin Godard(9区サン=ジョルジュ地区)(パリ蝸牛散歩)



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