ともに 2楽章構成で、ト短調とト長調。この 2つのソナタ、元々は合わせて 4楽章からなる一つのソナタだったんじゃないか?…という説もあるようだ。
Op.49

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
「一つのソナタ」説は平野 昭さんのこの記事(↓)に載っていた。
✏️ベートーヴェンと分けられた(?)ソナタ(ONTOMO)
op.49 が作られたのは No.19 が 1796年、No.20 が 1797年〜1798年。これは op.2 のNo.1/2/3 が作られた 1793〜1795年と op.7(No.4)が作られた 1796〜1797年の時期と重なる。
この時期のピアノソナタはすべて 4楽章構成になっている。
《BTHVN op.2: ピアノソナタ第1番〜第3番/ グールド ♪》
《BTHVN op.7: ピアノソナタ第4番一押しはファジル・サイ!》
op.49 は生徒の練習用に書いた 1つの「やさしいソナタ」であって、ベートーヴェンは元々出版するつもりではなかった。それを、1805年に弟のカールが出版社に持ち込んだ。そのときに、理由は分からないが 2つのソナタとして出版された。
…と、平野 昭さんは「推測」している訳だ。
上の記事には、「平野流 Op.49」として Spotify のプレイリストが載っている。演奏はクラウディオ・アラウ。聴いてみると、なかなかピッタリきて説得力がある…(^^)♪
こんな順番(↓)になっている。よくある 4楽章構成 ♪
- No.20 mv.1 G:Allegro ma non troppo
- No.19 mv.1 Gm:Andante
- No.20 mv.2 G:Tempo di Menuetto
- No.19 mv.2 G:Rondo Allegro
私も真似して、ファジル・サイの演奏をこの順番に並べて聴いてみた(下記のプレイリスト)。なかなかいい…(^^)♪
♪ 平野流 Op.49 Fazil Say
リサイタルでも、この構成で弾くピアニストがいてもいいんじゃないだろうか…😊。
【関連記事】
《BTHVN op.31: ピアノソナタ No.16/17/18 コヴァセヴィッチ ♪》
《BTHVN op.28: ピアノソナタ No.15「田園」やはりバレンボイム?》
《BTHVN op.27: ピアノソナタ No.13/14「月光」は辻井伸行くん ♪》
《All BTHVN 🎧》




0 件のコメント:
コメントを投稿