2020年8月22日土曜日

▼ベートーヴェン:ソナタ31番第2楽章一旦終了、3楽章へ ♪

ベートーヴェンのピアノソナタ第31番、第2楽章の 2ラウンド目の練習はわりと順調に進んできた。暗譜もほぼ大丈夫。中間部もミスがかなり減ってきた。

もちろん完璧ではないのだが、何というか…ちょっと「頭打ち感」のようなものが出てきた。練習量の割に進歩が少ないというか…(^^;)。

で、1週間ほど予定よりは早いのだが、ここで第2楽章は一旦終わりにして、今日から第3楽章にとりかかろうと思っている。第1・第2楽章は引き続き弾き込みを継続する。




「A+B+A」の A 部分(↑)については、「難所」というほどの箇所ではないのだが、実は基本的な部分で基礎ができてないことを露呈している。

いまだに苦労しているのが、最初の 2小節や 18-19小節目の右手。つまり 3度とかの「重音」がスムースに弾けない、指がもつれてしまうのだ…(^^;)。

たぶん「脱力」も出来てなくて、力んでいると思う。まぁ、「曲の中で基礎練習をやる」というのが私のやり方(我流…😓)なので、ここで練習するしかない。


B 部分(↓)については、フレーズの切れ目(47小節目)の ff   sf  は何とか出来るようになってきた。ペダルも、自分の感覚としては「いい感じ」で踏めていると思う…(^^)♪

ただ、ミスの確率が許容範囲を超えていると思うので、ここは時間をかけて指に覚えさせていくしかないと…「長期戦」覚悟みたいな状況だ。




…ということで、まだクリアすべき課題はいくつか残っていて、何箇所かはまだ「反復練習」が必要なのだが、少し「気分転換」も含めて先に進むことにした。

ここで「頭打ち感」について補足しておくと…。

ピアノの練習をしていると、弾けなかったところが段々に弾けてくるのを感じたり、難所のような「課題」がクリアできたりと、進歩を実感できることがある。

逆に、いくら「反復練習」を重ねても一向にうまくならない、練習量に比例した進歩を感じられない時期というのがある。今がそれに当たると思う。

これは、勉強やスポーツなどでもよく言われる「学習曲線」の「プラトー」現象なのだと思われる。(下図:「『自分を信じる』コトがあなたを教員採用試験合格に導く」からお借りした)




こういう「プラトー」を乗り切る方法としては、いくつかの説(↓)がある。
  1. プラトーだと自覚する
  2. やり方を変える(練習方法の創意工夫)
  3. 視点を上げる(より広い視野で見る)
  4. 気分転換をする、環境を変える
  5. 一旦離れる、あたためておく

プラトー(停滞時期)という自覚はあり、練習方法もいろいろやってみたので、今回は 5. の一旦は集中的な練習から離れて、「通し練習」の中で(3. の「より広い視野」?)やや「ゆるい」練習を続けてみようと…思っているのかな…たぶん…?

付かず離れず、「不即不離」みたいな感覚…(^^;)?


いずれにしても、「気分転換」ではないが、今日から第3楽章にとりかかろうと思っている。第3楽章は 1ラウンド目で十分に練習できてないという自覚を持っているので、ゼロからのスタートのつもりでやらないと…。

この曲の中で一番好きな楽章だが、一番難しいところでもある。楽しみではあるが、ある意味「覚悟」も必要。とりあえずは、どのくらい覚えているか「手探り」から…(^^;)。


おまけ。何と!「大人のピアノ」の学習曲線を作った人がいた!

「学習曲線」の図などを検索していたら、こんな記事(↓)に遭遇。

✏️大人のピアノ10年の記録/ピアノ練習における学習曲線(ゼロからでもピアノは弾ける)


45歳からピアノを始められて、自らの 10年間の練習成果をグラフにまとめられたようだ。「大人のピアノ」を頑張っておられる方の存在を知るのは嬉しいことだ😊

そのグラフをここに引用させていただいた(↓)。なかなか興味深い ♪





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《練習記録》


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