このコンクール、前回の2016年に初めて知って、ネットで何となく聴いてみた。アンドレイ・ググニン1位、アルセニー・タラセヴィチ・ニコラエフ2位となったときだ。
《シドニー国際ピアノコンクールの優勝はアンドレイ・ググニン♪》
前回は、2015年にこのコンクールの音楽監督に就任した Piers Lane(ピアーズ・レイン:オーストラリアのピアニスト)という人が頑張って改革を進めた最初のコンクールだった(↓)。
《シドニー国際ピアノコンクール、変貌の舞台裏》
このコンクール、課題曲にオーストラリアの作曲者の作品(↓)が含まれていたり、コンペチタは用意された4種類のピアノ(前回はSteinway、YAMAHA、KAWAI、FAZIOLI)をすべて弾く必要があったりして、面白い面もあるのだが…。
《オーストラリアの作曲家?:シドニー国際ピアノコンクール》
少なくとも前回は、そして少なくとも私の目(耳)には突出した面白いピアニストは見つからなかった。
ググニンやタラセヴィッチも、そこそこ活躍しているピアニストなので、ある程度の成果が出たと言ってもいいのかもしれないが…。まぁ、その辺は好みの問題ではある…。
→《アルセニー・タラセビッチ・ニコラエフ、Deccaと契約 ♪》
✏️BBCミュージック・マガジン賞2020のノミネートが発表される、えっ、ググニンが!
今回のコンクールでも、ピアーズ・レインが Artistic Director という肩書で、投票権のない審査委員長となっているし、ヴァレリー・ゲルギエフも Artistic Patron となっている。
オーストラリアの作曲家の作品を弾くとか、4種類のピアノを弾くとかもそのままだ。基本路線は前回と同じだと思われる。
ファイナルの第1ラウンドにある "Unconducted Concerto With String Orchestra"(指揮者なし弦楽オーケストラとの協奏曲)というのが、目新しい試みかも知れない。
弾き振りでもいいし、コンサートマスターにリードしてもらってもいいようだ。このスタイル、最近の流行りかも知れないし、ちょっと面白そうだ…(^^)♪
応募は12月に締め切られているが…まだコンペチタ(最大32人)の発表はない。前回は日本人は一人だけ(伏木 唯さん)だったが、今回はどうだろう…?
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