Op.5-2
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
チェロソナタ第1番の演奏がよかった(↓)ので、最初に聴いたのはポール・トルトゥリエとエリック・ハイドシェックの演奏。
《BTHVN op.5-1: チェロソナタ第1番、ハイドシェックがいい ♪》
それも悪くはなかったのだが、第1番ほどの魅力は感じなかった。…で、アルゲリッチとかピリス さんとか、チェロソナタなのにピアニストで選んで…(^^;)…いくつか聴いているうちにこの名演(↓)にたどり着いたのだ ♪
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番:ロストロポーヴィッチ(vc)/リヒテル(p)
なんというか、スヴャトスラフ・リヒテルとかエミール・ギレリスとか、チェロのムスティスラフ・ロストロポーヴィチとかが活躍した時代の雰囲気を漂わせているのか、音楽に厚みというか重厚感があって何だかとてもいいのだ ♪
ただ、上の YouTube の音源は録音のせいなのか、ピアノがトイピアノみたいなちょっとキンキンした音になっていて残念なのだが、それでも音楽の良さは伝わってくる。
CD の写真を頼りに Spotify で探してみたら見つかった(↓)ので、いい音でもう一度聴きなおした。やはり音響は重要だ。素晴らしい演奏を堪能できた…(^^) ♪
ベートーヴェン : チェロ・ソナタ全集
…で、ハイドシェックとポール・トルトゥリエの演奏ももう一度聴いてみたのだが、こちらもなかなか捨てがたいので載せておくことにした。
最初に聴いたときは曲の良さがあまり分かっていなかったのかも…(^^;)?
Beethoven - Cello Sonata No. 2 in G minor, Op. 5, No. 2 (Paul Tortelier & Eric Heidsieck)
おまけ。上に「チェロソナタなのにピアニストで選んで…」と書いてしまったのだが、実は、ある意味これは正しい選び方なのだ…(^^)。
途中で思い出したのだが、ベートーヴェン以前のチェロソナタやヴァイオリンソナタではピアノが主体であった。実態としては「チェロ伴奏付きのピアノソナタ」とか「ヴァイオリンのオブリガート付きピアノソナタ」のようなものだったらしい。
それを、ベートーヴェンがチェロとピアノを「対等」に扱う形にしたということ。なので、正確に言うならば「チェロとピアノのためのソナタ」となる。
ベートーヴェンが Op.5 の2曲の「チェロソナタ」を書いたのは、ジャン=ルイ・デュポールという優れたチェロ奏者との出会いがあったからで、そのためチェロの扱いが大きくなっていると思われる。
…のだが、ベートーヴェン自身も貴族の前でピアノを弾いてアピールするする必要があったので、ピアノパートも大活躍する構成になっているとのこと。
参考:《小山実稚恵さんのベートーヴェンの本で知ったこと ♪》
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