そして、1726年〜1730年にかけて順次出版したパルティータ 6曲を「クラヴィーア練習曲集 第1巻」としてまとめたのが 1731年である。
この中でバッハは、和声的要素が強いフランス・クラヴサン様式の中にドイツ的な模倣対位法の響きをどのように組み込んで行くかという試みを進めている。
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「イギリス組曲」は、ロンドンで活躍したフランス人作曲家デュパール(Charles Dieupart, 1667?-1740)の「クラヴサンのための 6つの組曲」(1701)の影響を受けている。
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この中でバッハは、和声的要素が強いフランス・クラヴサン様式の中にドイツ的な模倣対位法の響きをどのように組み込んで行くかという試みを進めている。
イギリス組曲第4番はプレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット I と II、ジーグという構成。
この曲はイギリス組曲の中では録音が少ないようだ。
一番気に入ったのはスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter、露、1915 - 1997)。
アンドレア・バッケッティ(Andrea Bacchetti、伊、1977 - )もいい感じ ♪
マレイ・ペライア(Murray Perahia、米、1947 - )
(BWV809:タイムスタンプ 1:01:41 - )
チェンバロはロレンツォ・ギエルミ(Lorenzo Ghielmi、伊、1959 - )という人の演奏。
♪ Bach: English Suites, BWV 806-811:アルバム
(BWV809:トラックNo. 20〜25)
『バッハの鍵盤音楽』 第13章「《イギリス組曲》」BWV806〜811。
- BWV806 イギリス組曲第1番 イ長調
- BWV807 イギリス組曲第2番 イ短調
- BWV808 イギリス組曲第3番 ト短調
- BWV809 イギリス組曲第4番 ヘ長調
- BWV810 イギリス組曲第5番 ホ短調
- BWV811 イギリス組曲第6番 ニ短調
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
✏️イギリス組曲 (バッハ)(Wikipedia)
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