「フランス組曲」の第1〜4番と第5番の断片は、1722年の「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(第1集)」に含まれている。今日知られている 6曲の曲集としてまとめられたのは 1725年頃と考えられている。
BWV818 と BWV819 の二つの組曲は「フランス組曲」の候補だった可能性もある。バッハの弟子による筆写譜には、第5番・第6番の代わりにこの 2曲が含まれるものも存在する。
BWV819 は、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレ、メヌエット IとII という構成。様式的にはフランス組曲の後半に属する。
異稿 BWV819a では、アルマンドが置き換えられている。
ピアノによるまともな音源は見つからなかった。
チェンバロでは、鈴木雅明(1954 - )さんが素晴らしい演奏をしている。異稿 BWV819a のアルマンドも録音している。
♪ Johann Sebastian Bach - Suite in E-flat major BWV 819; Allemande BWV 819a
『バッハの鍵盤音楽』 第14章「《フランス組曲》」BWV812〜817 と関連組曲 BWV818、BWV819。
- BWV818 組曲 イ短調
- BWV819 組曲 変ホ長調
- BWV812 フランス組曲第1番 ニ短調
- BWV813 フランス組曲第2番 ハ短調
- BWV814 フランス組曲第3番 ロ短調
- BWV815 フランス組曲第4番 変ホ長調
- BWV816 フランス組曲第5番 ト長調
- BWV817 フランス組曲第6番 ホ長調
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
✏️フランス組曲 (バッハ)(Wikipedia)
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