ロシアのウィーン大使でベートーヴェンの支援者、ラズモフスキー伯爵(お抱えの弦楽四重奏団を持っていた)の依頼で作曲された。ラズモフスキー第1番〜第3番とも呼ばれる。
Op.59
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
op.18 の弦楽四重奏曲 第1番〜第6番から 6年後の作品。op.18 とは一線を画するほど革新的で、後期の斬新な作品への先駆けとなった重要な作品…とのこと。
「ラズモフスキー」の名前は知っていて、有名であることも知っていたが、ほとんど聴き覚えがない…(^^;)。弦楽四重奏というのはそれほど聴いてこなかったし…。
なので、私にはまだ弦楽四重奏曲の演奏について語る資格はない。弦の響きやハーモニー(アンサンブル)の美しさ、音楽の流れの心地よさで判断するしかないと思う。
今回この作品を聴くにあたっては、専門家や先輩諸氏のご意見を参考にしようと思って、いくつかの解説記事やブログ記事を読んでみた。…のだが、オススメの演奏や弦楽四重奏団がやたらと多過ぎて、かえって混乱してしまった…(^^;)。
本当にたくさんの弦楽四重奏団があるようで、ちょっと調べただけでも、エマーソン、アルカン、スメタナ、ジュリアード、バリリ、ブダペスト、ブッシュ、ズスケ、ヴェーグ、ゲヴァントハウス、アルバン・ベルク、メロス、ボロディン、…とキリがない。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の演奏について、全集名盤ランキングをしてくれている記事(↓)を見つけたので、今後の参考のためにメモしておく。
✏️ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集名盤 ~汲めども尽きない魅力(ハルくんの音楽日記)
- ブダペスト
- エマーソン
- ヴェーグ
- ジュリアード
- ゲヴァントハウス
その他、個別の曲でベストになったのはブッシュとヴェラーだそうだ。
…で結局は、上のランキングとは関係なく…(^^;)…YouTube の検索で上位に出てきたもので、楽譜付のものを選んで聴いてみた。
演奏は、第7番がタカーチ弦楽四重奏団(Takács Quartet)、第8・9番がズスケ弦楽四重奏団(Suske Quartet)。どちらも割と気に入った。とくに、ズスケはいいと思った ♪
♪ Beethoven: String Quartet no. 7 in F major, op. 59 no. 1
♪ Beethoven: String Quartet no. 8 in E minor, op. 59 no. 2
♪ Beethoven: String Quartet no. 9 in C major, op. 59 no. 3
ちなみに、ズスケ弦楽四重奏団についての記事もあった(↓)。
✏️ズスケQのベートーヴェン弦楽四重奏曲全集(不善亭日乗)
曲として一番気に入ったのは第9番。
第2楽章のチェロのピチカートが印象的、というかとても新鮮で、その上で奏でられる旋律がちょっと民族的で面白かった。ロシア民謡なのかも知れない。ラズモフスキーがロシアの大使なので、ところどころにロシア民謡が引用されているようだ。
そして、第4楽章のフーガ風のフィナーレも壮大で素晴らしい。
第7番・8番の良さはよく分からなかったので…(^^;)…いずれ聴き直してみようと思う。
【関連記事】
《BTHVN op.18: 初期の弦楽四重奏曲6曲聴いてみた》
《All BTHVN 🎧》
0 件のコメント:
コメントを投稿