「ピアノ音楽を楽しむ」というのを「目標」にするというのもどうかとは思うが、いろんなことを「知る」「学ぶ」「経験する」という、少し努力を必要とすることも含んでいるつもり。
2-1. お気に入りの作曲家・曲
お気に入り作曲家やピアノ曲を探す・増やす、という目標であるが、今年はなぜかご高齢(または逝去)の巨匠3人と出会った。
とくに、7月27日に87歳で亡くなったフィンランドの作曲家、エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara)は強い印象を残した。書いた記事の多さ(↓)にも表れている。
それから、《2016年:今年出会ったピアニスト》にも書いたが、クルターグ・ジェルジュとフレデリック・ジェフスキー。この二人も、もっと作品を知りたいと思っている作曲家だ。これは来年の楽しみ ♪
2-2. お気に入りのピアニスト
内容がダブってしまうので、詳しくは《2016年:今年出会ったピアニスト》を…。
今年出会ったピアニストは、ご高齢の方が多くて、なかなかいいのだが「お気に入り」には入れづらいところがある。
「お気に入り」ピアニストの基準を決めている訳ではないが、何となくリサイタルを聴きに行きたい、新しい演奏を YouTube などで聴きたい、これまでにないワクワクするような演奏を聴きたい、といった感じなのだ。
なので、ご高齢で、もう出来上がっているピアニストは「お気に入り」に入れにくい気分なのだ。
まぁ、その中で、リサイタルに行きたいピアニストを挙げてみると、グリゴリー・ソコロフがダントツ1位で、あと(ヴィルサラーゼとかレオンスカヤ)は曲によっては…くらいかな? イゴール・レヴィットは、もう少し熟成?を待ちたい気がする。
そういえば、ダニール・トリフォノフの最近の熟成度はちょっと眼を見張るものがある。そろそろ、リサイタルに行ってもいいかな?と思っている。
2-3. 音楽関連アクティビティ
目標を見ると「これまでにやったことのない活動や経験」とか「私の中で『神領域』となっているピアニストはぜひ生演奏を」とか書いているのだが、残念ながら両方とも実現しなかった。
でも、生演奏で言えば、いろんなピアニストに結構楽しませてもらった。
ローラン・カバッソさんの「ディアベッリ」
リュカ・ドゥバルグくんの、ギドン・クレーメルとの共演と日本初リサイタル
エマールさんの「鳥のカタログ」(@ラフォルジュルネ)
高橋アキさんの「武満徹ピアノ独奏曲演奏会」
など、どれも期待通り〜期待以上に楽しめた。
それから、シーモア・バーンスタインさんの映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」と出会えたことも、私の中ではとても貴重な体験になった。
生きることとピアノを弾くことの関連などほとんど考えたこともなかった私としては、ピアノを弾くことや音楽を聴くことの質をもっと高めたい・深めたいと思う、いいきっかけになった。
このとき読んだシーモアさんの著書『心で弾くピアノ―音楽による自己発見』も、なかなかいい本だった。
「ピアノ音楽を楽しむ」という目標については、十分「よくできました!」ということなると思う。
「大変よくできました!」になるには、例えば、ブランドピアノの弾き比べを体験するとか(買えればもっといいのだが…(^^;);; )、ヨーロッパの音楽祭でピアノ・リサイタルを聴くとか、が必要になるだろう。が、それは来年以降のお楽しみということで…♪
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