第59回グラミー賞のノミネートが発表された。
記事はたくさん出ているが、ほとんどが、最多9部門にノミネートされたビヨンセとか、日本だと坂本龍一の「最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム」部門ノミネート(映画『レヴェナント:蘇えりし者』)の話題がほとんどだ。例えば…。
で、ほとんど存在感のないクラシックとかピアノの話題を3つほど…。
Category 31
Best Improvised Jazz Solo
Joey Alexander, soloist
Track from: Countdown [Motema Music]
ジャズ界では、以前からかなり注目を浴びていて、去年に続いて2度目のノミネート。
YouTube にあった音源を聴いてみた。正直いって、ジャズはそんなに分からないがなかなかいい感じだ。手が大きいのが羨ましい…(^^;)。
二つ目は、ピアニスト・内田光子がドイツのソプラノ歌手ドロテア・レシュマンと発表した歌曲アルバム『シューマン&ベルク』。
ノミネートされたのは「最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム(ソロ)」部門。
なので主役はドロテアさんだが、受賞すれば、内田光子さんとしては2011年の「最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞」(『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番』)以来、2度目となる。
Category 80
Best Classical Solo Vocal Album
Dorothea Röschmann; Mitsuko Uchida, accompanist
[Decca]
で、やっとピアニストの登場。Kristian Bezuidenhout!
Category 79
Best Classical Instrumental Solo
Kristian Bezuidenhout
[Harmonia Mundi]
知らない人だし、名前が読めない…。調べて見ると、2010年に来日した時のインタビュー記事を発見。
名前の「正式な発音」を本人に確認する質問から始まっている…。本人の回答は…
「(クリスティアン・)ベズイデンホウト(註:“ズ”は“ザ”音に、“ホ”は“ハ”音の要素をやや含む感じ。アクセントは“ズ”)。もともとは17世紀にオランダにあった家系です」
とのこと。79年南アフリカ生まれ。この記事によると、クリスティアン・ベズイデンホウトは、2002年に初来日、2009年にはN響と共演している。
2001年の第38回ブルージュ国際古楽コンクール(旧モーツァルト・コンクール)のフォルテピアノ部門で第1位、および聴衆賞を受賞。ピアニストというよりはフォルテピアノ奏者のようだ。
YouTube には、フォルテピアノやモーツァルトについて語っている動画が上がっている。
フォルテピアノによるモーツァルトの演奏(↓)もあった。なかなかいいとは思うが、フォルテピアノ自体の音が気になって、賞賛されている「非凡なタッチ」まではよく分からないというのが正直な感想。勉強不足…。
…ということで、もっとクラシック音楽やピアノ音楽に光を当てて!!というささやかな抵抗?でした…(^^;)。
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