昨日の「今年読んだ本のベスト5」に続いて、自分なりの10大ニュースを書こうかと思っていたら、早くも「クラシック音楽界の12大イベント(出来事)」という記事(↓)が出ているのを見つけた。
✏️12 Significant Classical Music Events in 2016
※追記@2023/05/26:リンク切れとりあえず、その12の "event" を英文のまま並べてみると…。(緑色は知っていたもの、赤はピアノ関係)
- New Stravinsky!
- Pierre Boulez
- Daniel Hyde to lead Saint Thomas Church music ministry
- Sir Peter Maxwell Davies
- James Levine Steps Down as Met Music Director
- Strikes in Philly and Pittsburgh
- Daniil Trifonov and Franz Liszt’s Etudes
- Digital App Henle
- Finnish composer, Einojuhani Rautavaara
- Joseph W. Polisi Steps Down from the Juilliard School
- Visual Listening Guides
- First Female Composer at the Met in 100 Years
一番気になったのが7番目の「ダニール・トリフォノフとリストのエチュード」。リストはそれほど好きな作曲家ではないので見過ごしていたかも知れない。
トリフォノフが、フランツ・リストの「超絶技巧練習曲集 S139」全12曲を録音したのだが…。
これがなぜニュースになるかというと、この「練習曲集」の中には難しくてほとんど演奏・録音されていない曲が含まれていて、全曲録音は本当に珍しいらしいのだ。
しかも、あのダニール・トリフォノフが! しかも「超絶技巧〜」だけでなく、「2つの演奏会用練習曲 S145」「3つの演奏会用練習曲 S144」「パガニーニによる大練習曲 S141」も! しかも、5日間で録音した!らしい。
その2枚組CD(↓)はドイツ・グラモフォンから10月に出ている。
ただ、嬉しいことに、YouTube には CDのトレーラー動画(上の熱くリストを語るトリフォノフの写真)だけでなく、なんと1枚目のCD(「超絶技巧〜」全12曲)がアップされている(↓)。
♪ TRIFONOV LISZT 12 STUDI TRASCENDENTALI
※追記@2023/05/26:再生不可
これを機に、リストを少し聴いてみようか、と考えているところ…♪
それ以外では、今年亡くなった2人の巨匠、ピエール・ブーレーズとエイノユハニ・ラウタヴァーラ。
とくに、ラウタヴァーラは、比較的簡単な曲を練習したので、とても印象深いものがある。そのとき書いた記事が下記、ご参考まで…。
そして、記事にはしなかったが面白いと思っていたのが、8番目のヘンレ社の「デジタル(楽譜)アプリ」と、11番目のトロント交響楽団の「ヴィジュアル・リスニング・ガイド」。
電子楽譜には以前から興味があって、自分でも iPad Pro で試したり(↓)したこともあるが、楽譜出版のヘンレ社が電子楽譜アプリを出したという意味は大きいと思う。
また「ヴィジュアル・リスニング・ガイド」の方はこんな感じ(↓)のもの。
もっと知りたい方は、下記記事(英文)などをどうぞ。
✏️TSO VISUAL LISTENING GUIDES
※追記@2023/05/26:リンク切れ
…さて、今年の "My Piano Life" から10個(上の記事に対抗して12個?)も「イベント」を見つけられるだろうか? ぼちぼちとブログを読み直してみるとするか…♪
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