Decca は、"Mozart 225: The New Complete Edition" (新モーツァルト全集)が、「2016年で最大の物理的リリース」になった、そして 5週間で125万枚を売った、と発表した。
まぁ、1箱に200枚のディスクが入っているので、実は 6,250セットが売れたという訳である。
それでもすごい数だ。いまクラシックのCDは「1,000枚売れればヒット」という記事を読んだことがあるが、さすがにモーツァルト人気は健在だ。
これは、モーツァルトの没後 225年を記念して、デッカとドイツ・グラモフォンが Salzburg Mozarteum Foundation と協力して発売したものである。今年リリースされたCD(集)で最大の 12kg!
その中身はこんな感じ(↓)。240時間におよぶモーツァルトの全作品CD200枚、2冊の本(Cliff Eisen 教授による新しい伝記、30人の専門家による全作品解説)、新 "K-book"(ケッヘル・カタログ)、高品質 "collector’s prints"(自筆譜、手紙などのコピー)、モーツァルトのオペラや宗教音楽のテキスト(歌詞・セリフ)にアクセスできるアプリが入っている。
ピリオド楽器(「モーツァルトの〜」と書いてあったりする)の演奏や、断片や、新たに発見されたものの録音もあるようなので、かなり「資料的価値」が高そうな気がする。モーツァルト研究には欠かせないもの、という感じだ。
詳しいことは、ココ:"www.mozart225.com" に書いてある。
CDの全内容については、CONTENT をクリックするとPDFが出てくるし、PERFORMERS をクリックすると演奏者リストがPDFで出てくる。
CDの一覧で登場するピアニストについて少し見ていたが、なにせ膨大な量なので途中でくじけてしまった…(^^;)。以下、途中までのリストを参考までに…。
中には、面白い発見もある。作曲家の Benjamin Britten がピアニストに名を連ねていたり、Leonard Bernstein がピアノ協奏曲第15番を弾き振りしていたり…。
ソロ
Ingrid Haebler
Francesco Piemontesi
Mitsuko Uchida
Alfred Brendel
András Schiff
Tamar Halperin
Vladimir Ashkenazy
Maria João Pires
Alicia de Larrocha
連弾/2台ピアノ
Lucas Jussen · Arthur Jussen
Peter Frankl · Tamás Vásáry
Malcolm Frager · Vladimir Ashkenazy
Ingrid Haebler · Ludwig Hoffmann
Martha Argerich · Stephen Kovacevich
Peter Frankl · Tamás Vásáry
室内楽/伴奏など
Daniel Barenboim
Natalie Zhu
Lambert Orkis
Walter Klien
Ronald Brautigam
Radu Lupu
James Levine
André Previn
Menahem Pressler
"classic performances"(?)
Friedrich Gulda
Clara Haskil
Wilhelm Kempff
Vladimir Horowitz
Grigory Sokolov
Sviatoslav Richter
Benjamin Britten
Stephen Kovacevich
Clifford Curzon
concerto ソリスト/指揮
Malcolm Bilson
Robert Levin
Mitsuko Uchida
Daniel Barenboim
András Schiff
Alfred Brendel
Maria João Pires
Vladimir Ashkenazy
Emil Gilels
Leonard Bernstein
Friedrich Gulda
Géza Anda
Clifford Curzon
...(以下略)
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