2016年9月17日土曜日

次の曲はラウタヴァーラの「村の音楽師」♪

昨日の記事《ピアノの練習:次の候補曲3つ ♪》の3曲を、軽く弾いてみて、直感的にラウタヴァーラに決めてしまった。こんな感じ(↓)で始まる曲だ ♪




現代作曲家の曲を一度は弾いてみたかったこと、なんとか弾けそうなこと、そしてハイドンのソナタで課題として残った「スピード」と「基本音型」の練習にもなりそうなこと、あたりが「直感」の裏付けみたいなもの…?

まぁ、作品1という初期の作品なので、それほど「現代的」でもないし、聴いていいな〜と思う速いアルペジオみたいな音型もない(あったら弾けないけど…)が、とりあえずラウタヴァーラの曲ということで、どんな弾き心地がするのか実体験してみたい、という気持ちもある。


あらためてご紹介すると、エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara)の「The Fiddlers(村の音楽師)Op.1」から、第4曲「オルガニスト・サミュエル・ディックストローム」という曲である。

「The Fiddlers」は6つの小曲からなる作品で、全部合わせても9分くらい。第4曲は42小節、1分程度の曲である。


見慣れない音楽記号がいくつかあったので、調べてみた。

曲の発想記号は "Con bravura"(コン・ブラヴーラ)。 bravura はイタリア語で「うまさ」「器用さ」「熟達」を表す。なので「とても巧みに、技術を誇って、 心を込めて大胆に」などと説明されている。

これはいきなり困った。なんとか弾ければいいなぁと思っていたら「技術を誇って」弾かなくてはいけないようだ。まず、誇るべき技術を磨かなくちゃ…(^^;)。

メトロノーム記号にも「♩=c.126」というふうに見慣れない "c." が付いている。これはチルカ("circa")と読んで、意味は「約、およそ」とのこと。"ca." と表記されることもある。

テヌート記号の旋律(左手)のところには "saltando"(サルタンド)というのがある。これは、もともとヴァイオリンなどの弦楽器の奏法を表す用語で、「弓の弾力で弦上を軽く弾ませるようにして、1音1音切り離して演奏すること」とある。どちらかというと、スタッカート。

村のヴァイオリン弾き("fiddler")が得意げに、弓を弾ませている様子を表現しなくてはならないわけだ…。


なお、楽譜は全音から『ラウタヴァーラ ピアノ作品集』というのが出ていて、下記の曲が収録されている。

村の音楽師 Op.1 の6曲
イコン Op.6 の6曲
ピアノソナタ No.1「キリストと漁夫」
ピアノソナタ No.2「火の説法」



…のだが、今回は小曲1曲だけなので、YouTube 画面(↓)のコピペで間に合わせることにした。ソナタが弾けるようになったら買ってもいいと思っている。(そんな日が来るのか…(^^;)??? )




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