2017年10月20日金曜日

高松国際ピアノコンクール、過去最多の申込者 ♪

こんなタイトル(↓)の記事があったので何かと思ってみたら、高松国際ピアノコンクールの出場申込者が過去最多の332人になったというニュースだった。

✏️海外から多数「評価高まった」ピアノコンクール(読売新聞)
※追記@2023/09/18:リンク切れ

組織委員会は「ネットでの受け付けを始めたことに加え、前回優勝者がその後、複数の国際コンクールで活躍するなどし、評価が高まった」と、増加の理由を説明している。


前回(第3回)優勝者は韓国のムン・ジョン。高松国際で優勝した翌年の2015年にブゾーニ国際ピアノコンクールでアジア人初の1位になっている。

同じ年のショパン国際ピアノコンクールにも出場していて、注目されてはいたが1次予選で姿を消している。当時チェックしたときは、チョ・ソンジンよりもムン・ジョンの方が私の好みだったようだ。



第4回高松国際ピアノコンクールの公式サイトを見ると、10月12日に応募状況(最終結果)が発表されている。

✏️第4回高松国際ピアノコンクール 応募状況報告
※追記@2023/09/18:リンク切れ

今年からネット申し込みを始めており、増加の理由はこちらの方が大きいような気もする。68%がネットから申し込んだとのこと。この「332人、32の国・地域」という数字は、例えば2015年の浜松国際ピアノコンクールの「449人、42の国・地域」(↓)と比べるとやや少ないが、でも頑張っているということだろう。


それと、優勝賞金が200万円から300万円に増額された(↓)ことも効いているのかもしれない…(^^;)。


上の「応募状況報告」には統計的な数字のPDFが付いていて、見ているとなかなか面白い。

例えば国別参加者数は、日本の152人を除くと韓国が51人とダントツ。中国の26人、ロシアの21人と続く。韓国は第1回が6人、第2回が10人、第3回が12人なのですごい伸びだ。

日本人152人のうち52人は海外で修行中。国としてはドイツが22人で圧倒的に多い。続いてフランスとオーストリアが8人ずつ。ロシアとアメリカが4人ずつ。


このあと、予備審査で40人程度に(前回と同じであれば)絞られ、来年春のコンクール本番(↓)に出場ということになる。

第1次審査:2018年 3月14日~16日
第2次審査:2018年 3月17日~18日
第3次審査:2018年 3月20日~21日
本選:2018年 3月24日


来年2018年はいくつかのコンクールが予定されているので、それなりに楽しめそうだ。

3月 高松国際ピアノコンクール
8月 ホーネンス国際ピアノコンクール(カナダ)
9月 リーズ国際ピアノコンクール
11月 浜松国際ピアノコンクール

とくにリーズ国際ピアノコンクールは、ポール・ルイスが新しい芸術監督に就任し「新装開店」となる(↓)ので楽しみだ。浜松国際も、小川典子新審査委員長に替わったのでちょっと興味はある。



おまけ。2015年のリーズ国際ピアノコンクール優勝した Anna Tcybuleva(アンナ・ツィブレヴァ)さんも、2014年の高松国際ピアノコンクールで4位になった人だったみたいだ。

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