2017年10月6日金曜日

マツーエフの長いインタビュー記事面白い(1/2)

デニス・マツーエフのかなり長いインタビュー記事(↓)を見つけた。プーチンと握手している姿、ヴァレリー・ゲルギエフと一緒に海で泳いでいる写真やプレトニョフとのツーショットなどもあって、けっこう面白い内容だった。

✏️Denis Matsuev: That extraordinary idea worked( TASS, Russian news agency)
※追記@2023/09/15:リンク切れ




インタビューした人の名前は不明だが、タス通信の記者なのだろうと思われる。記事は4ページにわたる長いもので、いろんな話題が出てくるので何度も「へ〜っ!?」と思いながら読んだ。その中からいくつか順不同で(2回に分けて)ご紹介したい。なお、上の写真はこの記事からお借りしたもの。


🎼ロシア音楽界の重鎮マツーエフ?

プーチン、ゲルギエフ、マツーエフという繋がりはけっこう強そうだということは、ピアノ関連の記事を見ているだけでも感じるのだが、いきなりプーチンの話から始まる。

プーチンは私のコンサートに何度も来ている。チャイコフスキーコンクールのオープニングにも、マリインスキーの新しい舞台の落成コンサートにも…

マツーエフは "the presidential council on culture"(文化面での大統領諮問委員会?)の一員で、例えば、子どもの音楽教育をプーチンに進言したことで、4歳からの幼児音楽教育がモスクワの Central Musical School で始まった、というようなことがあったらしい。

また、文化相からは「グランド・ピアノ・コンペティション」や音楽祭などにも資金支援があるようだ。


ロシアへの音楽面の貢献もアピールしていて、50台のスタインウェイを購入するための活動などもやったらしい。(本人の持っているピアノはヤマハらしいが…)

ロシアのコンサートホール事情が垣間見えるような話もある。

ちゃんとした空調などが整ったホールは5つしかないそうで、地方などのホールではピアノのメンテナンスが行われずにすぐに使えなくなったりするらしい。外から見ていると、バレエも上演できる大きくて立派なホールしか見えないが…。


🎼文化省との意見の違い?

マツーエフは2012年から文化省の "public council" の一員だったが、最近そこから抜けたとのこと。そのウラには、いくつかのゴタゴタ?があったようだ。ニュース記事(↓)にもなっている。



ちなみに彼の奥さんはボリショイバレエ団のプリマ Yekaterina Shipulina で、上の「ヌレエフ」にも出演予定だったらしい。

でも、文化省とは仲良くしないと、「グランド・ピアノ・コンペティション」への資金援助などなくなったりしないのだろうか? そういえば、このコンペティション、次回開催の気配が今のところない…。


🎼ラフマニノフの別荘

マツーエフは、スイス、ルツェルンにあるラフマニノフの別荘 "Villa Senar"(セナル荘)を購入するように、プーチンに進言したという話も出てくる。

ラフマニノフの別荘というのはけっこう大きな資産(25億円ちょっと)で、10ヘクタールの土地に2つの邸宅と庭があり、湖畔には桟橋もあるらしい。

これを全部管理するのは大変だが、いまのところラフマニノフ財団が管理していて、少なくとも蔵書?(archive)や自筆譜など?(manuscripts)とピアノはオークションなどにかけられることはないとのこと。ただ、その他はどうなるか分からない。ラフマニノフの孫アレクサンドルの死後、遺産相続問題やスイスの法律などがからんでかなりもめているようだ。

マツーエフの希望・期待は次のようなものだ。

(そのままの状態で保存して)訪問者に開放し、記念館を作り、音楽愛好家の『聖地』のようなものにしたい

そんなことが起きているのはまったく知らなかったのだが、調べてみる(↓)と2013年ころからの話のようだ。さて、どうなるのだろう…。


(つづく:たぶん明日?)



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