これまでの数曲は「聴き覚えがあるような…」ものが多かったが、この組曲のブーレ(↓)だけは確実に知っている曲だ ♪ ただし、ギター曲として…かも知れない?
この作品は「リュートのための」となっているが、「リュートチェンバロ(ラウテンヴェルク Lautenwerck:リュート弦を張ったチェンバロ)で」と記された筆写譜もあるようだ。
バッハのリュート音楽は当時鍵盤楽器で奏されることも多かったので、この作品はリュート(or ギター)でもチェンバロ(or ピアノ)でも演奏される。
ブーレ以外にも、プレリュード後半の "presto" 部分(↓)や、ジーグなど何ヶ所かに聴き覚えのあるフレーズが登場するので、どこかで聴いたのかも知れない。
ピアノによる演奏は、ブーレなどを単独で弾いている音源がいくつかあるが、プロのピアニストの演奏ではラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、イラン。1976- )のアルバム(BWV820、BWV832 で紹介したもの)にサラバンドのみ入っている。
YouTube 音源は下記。
チェンバロによる音源、下記は Peter Watchorn という人の演奏。楽器は "Hubbard & Broekman after Ruckers/Blanchet/Taskin, 1990"。
これ(↓)はリュートによる演奏。ギターによる演奏もいくつかある。
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
✏️バッハ :組曲 ホ短調 BWV 996(PTNAピアノ曲事典)
✏️バッハ :組曲 ブレ BWV 996(PTNAピアノ曲事典)
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