オルガン曲 BWV533 は人気があったようで、メンデルスゾーンが好んで演奏したとも伝えられている。アルベルト・シュヴァイツァーの録音も残っている。
フーガの「休符によってシャープに彫り込まれた 2音の表現豊かなモチーフ」も特徴的で、印象深い作品になっている。
YouTube には BWV533a 自体のピアノ演奏音源は見つからなかった。
代わりに、ブゾーニが編曲したものをニコライ・デミジェンコ(Nikolai Demidenko、露、1955 - )が弾いているものがあった。
オルガン演奏はサイモン・プレストン(Simon Preston、英、1938 - 2022)という人の演奏がいい感じ ♪
なお、『バッハの鍵盤音楽』の第5章「初期のフーガ」に含まれる作品は下記。
- BWV896 前奏曲とフーガ イ長調
- BWV949 フーガ イ長調
- BWV993 カプリッチョ ホ長調
- BWV947 フーガ イ短調
- BWV955 フーガ 変ロ長調
- BWV954 フーガ(ラインケンの主題による)変ロ長調
- BWV946 アルビノーニの主題によるフーガ ハ長調
- BWV950 アルビノーニの主題によるフーガ イ長調
- BWV951 アルビノーニの主題によるフーガ ロ短調
- BWV957 フーガ ト長調《神よ、慈しみをもって扱いたまえ》
- BWV533a 前奏曲とフーガ ホ短調
- BWV588 カンツォーナ ニ短調
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
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