フーガとしては、細かい音型や和音による伴奏があるなどの特徴がある。それにしても、この時期のフーガ作品の主題には「同音連打」がよく使われているようだ。BWV949 といい一つ前の BWV993 といい…。よほど気に入っていたのか…(^^;)?
YouTube にあるピアノの演奏は一つしか見つからなかった。Ryan Layne Whitney は米国シアトル在住のピアノの先生のようだ。ピアノだけでなくハープシコードやクラヴィコードも弾くようで、この演奏も "1892 6'2" Knabe grand" というちょっと古い楽器を使っている。
チェンバロの演奏はオランダ・バッハ協会のものがあった。Aline Zylberajch という人の演奏で、使用楽器は "Bruce Kennedy, 1989 after Michael Mietke"。
なお、『バッハの鍵盤音楽』の第5章「初期のフーガ」に含まれる作品は下記。
- BWV896 前奏曲とフーガ イ長調
- BWV949 フーガ イ長調
- BWV993 カプリッチョ ホ長調
- BWV947 フーガ イ短調
- BWV955 フーガ 変ロ長調
- BWV954 フーガ(ラインケンの主題による)変ロ長調
- BWV946 アルビノーニの主題によるフーガ ハ長調
- BWV950 アルビノーニの主題によるフーガ イ長調
- BWV951 アルビノーニの主題によるフーガ ロ短調
- BWV957 フーガ ト長調《神よ、慈しみをもって扱いたまえ》
- BWV533a 前奏曲とフーガ ホ短調
- BWV588 カンツォーナ ニ短調
📘『バッハの鍵盤音楽』(小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ 著)
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