全体的に割とシンプルで軽やかないい感じの作品。テレマンの作ではないかと思われていたが、近年はバッハの真作であるとされている。
第2曲の「トランペットのためのエール」というタイトルの意味はよく分かってない。少なくともトランペットでの演奏は不可能なようだ。
タイトルは「パルティータ」ではなく「パルティー」(Partie:声部、楽章などの意味)となっているが、「パルティータ」という表記も散見される。
ピティナのステップ課題曲「応用1〜5」に入っている。
ピアノによる録音は、BWV820 序曲ヘ長調のときに見つけたラミン・バーラミ(Ramin Bahrami、イラン。1976- )のアルバム(↓)に入っている。
🎧Bach J. S.: Inventions and Sinfonias(アマゾン配信)
YouTube 音源は下記。トラック番号は 40〜44。
個人的には、アルマンドの下降スケールによる軽やかな感じが好きだ ♪
記事を書き終えたあとでアンジェラ・ヒューイットさんの録音を見つけた。
YouTube にアルバムの音源がある。BWV832 のトラックNo. は 19〜23。
ハイペリオンの紹介ページ(↓)からリンクされている Digital booklet (PDF) にヒューイットさん自身の解説がある。BWV832 を録音した動機は第2曲目の "Air pour les trompettes" にある…と書いてある。
✏️Partie in A major, BWV832(hyperion)
チェンバロによる演奏は、オランダバッハ協会によるものがある。アルマンドの演奏ではテンポが緩やかになっていて、ピアノとはかなり印象が変わる。
♪ Bach - Suite in A major BWV 832 - Fortin | Netherlands Bach Society
演奏は Olivier Fortin、使用楽器は "Jonte Knif & Arno Pelto 2004"。
✏️バッハ :パルティータ イ長調 BWV 832(PTNAピアノ曲事典)
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