昨日の記事(↓)に書いた、アルゲリッチと共演していたエフゲニ・ボジャノフというピアニストが気になったので、ソロの演奏を探して聴いてみた。
まぁ、結論から言うと、私の「お気に入り」ピアニストに入れるのは保留という感じかな…? 曲によってはとてもいいのだが、その曲はあまり多くなさそう…(^^;)。
アルゲリッチとの共演で気に入ったのだが、その音源はこれ(↓)。モーツァルトの 2台ピアノのためのソナタだが、活き活きとして素晴らしかった ♪
アルゲリッチの素晴らしい演奏に、キビキビとしたキレのいい音で合わせているボジャノフの演奏もとてもいい感じだったのだ。
エフゲニ・ボジャノフ(Evgeny Bozhanov、1984〜)はブルガリアのピアニストで、何度か来日しているようだ。
「08年リヒテル国際ピアノコンクール優勝、10年エリザベート王妃国際ピアノコンクール第2位。同年ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞となるも、審査員のアルゲリッチから唯一賞賛の拍手を贈られた」
…という紹介が下記記事にある。上の写真もこのサイトからお借りした。
✏️エフゲニ・ボジャノフ(クリスタル・アーツ)
ちなみに、2010年のショパンコンクールの入賞者はこんな感じ(↓)。
- ユリアンナ・アヴデーエワ(ロシア)
- ルーカス・ゲニューシャス(ロシア・リトアニア)、インゴルフ・ヴンダー(オーストリア)
- ダニール・トリフォノフ(ロシア)
- エフゲニ・ボジャノフ(ブルガリア)
- フランソワ・デュモン
とりあえず、できるだけ最新のボジャノフのソロ演奏を YouTube で探して聴いてみた。
まず、2016年の横浜市招待国際ピアノ演奏会で弾いたシューベルトのピアノソナタを聴いてみた。
…が、私のシューベルトのイメージとはかなり違う感じで、あまり好きにはなれなかった。やや大雑把な印象…、もう少し繊細な響きが欲しい。
次に聴いたのはリストの「ダンテを読んで」。これはまずまず…。もともとそんなに好きな曲ではないので、よく分からないというのが正直なところかも…(^^;)。
2017年 2月 Düsseldorf での演奏とある。
同じく、2017年 2月 Düsseldorf での演奏で、シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」を聴いた。これは、わりと好きな演奏で、ちょっと良かった ♪
何となく納得できない?感じで、もっと最近の演奏が聴きたいと思って探しているうちに、2019年 9月にリリースされた"Morgen" というアルバムを見つけた。
Morgen
収録曲
- リヒャルト・シュトラウス/レーガー編曲:「明日!」 Op.27-4
- ブラームス/レーガー編曲:ポコ・アレグレット (交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 第3楽章)
- シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
- ブラームス/レーガー編曲:アンダンテ・ソステヌート(交響曲第1番 ハ短調 Op.68 第2楽章)
YouTube でも聴けるので喜んだのだが…。よく見ると、録音は 2017年11月となっていて、上の動画とそれほど変わらない時期だった…(^^;)。「来日記念版」で「Shigeru Kawai の音色に合わせて選曲したドイツ・ロマン派作品集」ということになっている。
シューベルトの D.960 以外(編曲ものばかり…)を聴いてみることにした。
♪ morgen(プレイリスト)
きれいなピアノ曲として編曲されていると思うし、演奏も悪くないのだが、とくに印象に残るほどのものは見つからなかった…。
…ということで、次にいい演奏と出会うまではそっとしておこうかと…(^^;)。
ところで、ボジャノフの演奏動画を見ていて、ちょっと面白いことに気がついた。
ダンパーペダルだけでなく、ソフトペダルをかなり細かく踏んでいるのだ。
曲によってはややペダルが多めかな?という印象があったのだが、ソフトペダルもこんなに踏んでいたんだ…とビックリした次第…😲
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