明日から始まるラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル(Festival de La Roque-d’Anthéron)、今年はほぼ例年通りに開催されるようだ。
ネット配信などがないのは残念だけど、色んなピアニストが活躍しているのを知るのは楽しい。実にたくさんのピアニストが登場する。聴きには行けないが、行くとしたらどのコンサートを聴くかな?…などと妄想してみた…(^^;)♪
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一番聴きたいと思ったのはこれ(↓)。マリー=アンジュ・グッチのモーツァルトのコンチェルト。第20番 K.466 と第21番 K.467。共演は Arie van Beek 指揮 Sinfonia Varsovia Orchestra。
最近聴いた藤田真央くんの 20番(↓)もとても良かったけど、グッチちゃんのモーツァルトもぜひ聴いてみたい…(^^)♪
✏️Gábor Takács-Nagy conducts Mozart and Beethoven — With Josef Špaček and Mao Fujita(medici.tv/ Verbier Festival 2021)
一度は生で聴いてみたいソコロフも外せない ♪ ソコロフの弾くショパンは一味も二味も違うはずだ…(^^)♪
プログラムは下記。
- Chopin : Deux Polonaises opus 26
- Chopin : Polonaise en fa dièse mineur opus 44
- Chopin : Polonaise en la bémol majeur opus 53 "Héroïque"
- Rachmaninov : Préludes opus 23
あと、福間洸太朗さんのプログラムも面白そう ♪
- Fontaines - Bach / Brahms - Poupel - Bach / Petri - Mendelssohn - Bach / Fukuma - Takemitsu
- Fontaines : Prélude et fugue “Ach wie flüchtig, ach wie nichtig…” opus 44
- Bach / Brahms : Chaconne de la Partita pour violon n°2 en ré mineur BWV 1004
- Poupel : Road to Bach
- Bach / Petri : Aria “Que les brebis paissent en paix”, extrait de la Cantate BWV 208
- Mendelssohn : Variations sérieuses opus 54
- Bach / Fukuma : Air “Erbarme dich, mein Gott”, extrait de la Passion selon Saint Matthieu
- Takemitsu : Litany - In memory of Michael Vyner
その他、興味の湧いたプログラムをいくつか拾ってみると…。
アレクサンドル・ カントロフはお父さんのジャン=ジャック・カントロフの指揮で、こんなプログラム(↓)を演奏する。サンサーンスのピアノ協奏曲第2番なのだが、室内オーケストラ用に編曲されたもののようだ。
- Saint-Saëns/Walter : Concerto pour piano et orchestre n°2 en sol mineur opus 22, transcription pour piano et petit orchestre
それから、ルーカス・ゲニューシャスがシューベルト、ラフマニノフのリサイタルをやる同じ日に、奥様のアンナ・ゲニューシンがベートーヴェン、ショパン、ラフマニノフのリサイタルをやることになっている。
あと、ちょっと懐かしい名前もいくつか見つけた。
アンドレイ・コロベイニコフ(Andrei Korobeinikov、ロシア、1986〜)は、2015年のラ・フォル・ジュルネでピアノ四重奏曲のコンサートを聴いたときに初めて知ったピアニスト。
同じ年のチャイコフスキーコンクールにも出場したのだが、そのベートーヴェンのピアノソナタ第32番が素晴らしくてお気に入りになったピアニストだ。ただ、リサイタルのような演奏で、コンクール向きではなかったらしく、第1ラウンドで姿を消してしまったが…。
その後はほとんど聴く機会もなかったので、名前を忘れかけていた…(^^;)。
今回のプログラムは下記。ちょっと聴いてみたい ♪
- Schubert : Impromptu n°2 en mi bémol majeur opus 90
- Schubert : Wanderer-Fantasie en ut majeur opus 15 D. 760
- Moussorgski : Tableaux d'une exposition
それから、ローラン・カバッソ(Laurent Cabasso、フランス、1961〜)さん。チョ・ソンジンの師匠。2016年に「ディアベリ変奏曲」を聴きに行って、とても感激したピアニスト。
カバッソさんの名前も演奏も久しく聴いてなかった。今回のプログラムはバッハ。
- Bach : Concerto Italien pour clavecin seul en fa majeur BWV 971
- Bach : Suite Française n°5 en sol majeur BWV 816
- Bach : Toccata en mi mineur BWV 914
- Bach : Toccata en ut mineur BWV 911
- Bach : Toccata en ré mineur BWV 913
他にも、ボリス・ベレゾフスキーとか、ニコライ・ルガンスキーとか、ネルソン・ゲルナーとか…。なにせ、4週間近く開催されるピアノの音楽祭なので、知らない人も含めてたくさんのピアニストが登場するのだ ♪
それにしても、いつも思うのだが、ヨーロッパに住んでいる人たちが羨ましい…(^^;)。クラシック音楽のコンサートや音楽祭やコンクールや…、いい音楽に触れる機会があふれているのだから…。
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