コロナ感染者のクラスターやら、大物ピアニストたちの相次ぐキャンセルなど、今年のヴェルビエ音楽祭は主催者泣かせの状態になっているが、今度はキーシンが突然いなくなってしまったようだ。あと 2つのプログラムに出る予定だったのに…。
下記の記事タイトルは直訳すると「キーシン、ヴェルビエから逃亡」…(^^;)?
7月19日のリサイタルはちゃんと出演していて、今その演奏を聴いているが、とくに調子が悪そうではない。ガーシュウィンの「3つのプレリュード」なんかとてもいいし、ショパンもさすがという演奏だと思う ♪
こんな(↓)プログラムだ。
- Alban Berg, Piano Sonata, Op. 1
- Tikhon Khrennikov, Five Pieces for Piano, Op. 2
- George Gershwin, Three Preludes
- Frederic Chopin, Nocturnes, Op. 62, No. 1 in B major
- Frederic Chopin, Impromptu No. 1 in A-Flat Major, Op. 29
- Frederic Chopin, Impromptu No. 2 in F sharp Major, Op. 36
- Frederic Chopin, Impromptu No. 3 in G-flat Major, Op. 51
- Frederic Chopin, Polonaise No. 6 in A-flat Major, Op. 53, "Heroic"
- Felix Mendelssohn-Bartholdy, Songs Without Words, Op. 38-6
- Tikhon Khrennikov, Three Pieces for piano, Op. 5, III. Dance
- Frederic Chopin, Études, Op. 25-12
- Claude Debussy, Suite bergamasque, III. Clair de lune
一つは 25日の室内楽のコンサートで、キーシンの代役には Lahav Shani というイスラエルの指揮者&ピアニストが出ることになっていて(↓)、プログラムも一部変更になったようだ。
Joshua Bell :violin
Steven Isserlis :cello
Lahav Shani :piano
もう一つは 31日に予定されていた、"Address Unknown" というタイトルの "the theatrical reading of Kathrine Kressman Taylor’s short story, featuring Evgeny Kissin and Thomas Hampson" というもの。内容はよく分からないが…(^^;)。これはキャンセルになっている。
※追記@2021/07/28 21:50
ジャパン・アーツのツイートで、キーシンの唯一の先生であり、家族のように一緒に住われていたアンナ・カントールさん(Anna Pavlovna Kantor)が亡くなられたことを知りました。飛んで帰りたかったキーシンの気持ちは痛いほどよく分かります。
Slipped Disc の記事タイトルをそのまま引用して「逃亡」などという言葉を使ってしまいましたが、申し訳ありませんでした。軽率でした。
ここにお詫び申し上げるとともに、アンナ・カントールさんのご冥福をお祈りします。
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