どの教会カンタータを聴くか考えた結果、「定番」らしい 8曲「BWV 12、21、80、82、106、140、147、182」と、ケンプがピアノ編曲している BWV29 の計 9曲を選んだ。
BWV147 は聴いたので、残りを順番に聴くつもり ♪
BWV12 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
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BWV12 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
BWV12 は 1714年 4月22日、復活節後の第3日曜日に初演さ れた作品で、ワイマール宮廷楽師長就任後の第2作。
シンフォニアや第4曲のアルトのアリアなどで活躍するオーボエの旋律・音色が印象的だ。ちなみに、第4曲のオーボエの前奏は「十字架音型」になっているそうだ。
構成は次の通り。
- Sinfonia
- 合唱「Weinen, Klagen」
- レチタティーヴォ「Wir müssen durch viel Trübsal」
- アリア「Kreuz und Kronen sind verbunden」
- アリア「Ich folge Christo nach」
- アリア「Sei getreu, alle Pein」
- コラール合唱「Was Gott tut, das ist wohlgetan」
このシンフォニアは有名で、単独で、あるいはピアノ伴奏のオーボエ独奏曲として演奏されることも多いようだ。
また、第2曲の合唱「泣き、嘆き」(Weinen, Klagen)は、ミサ曲ロ短調 BWV232 の「十字架に架けられ」(Crucifix)に転用されている。
以上、主な出典は下記。
✏️カンタータ第12番 歌詞対訳・解説(バッハ アンサンブル 名古屋)
✏️カンタータ第12番《泣き、歎き、憂い、怯え》(バッハの教会カンタータを聞く)
YouTube で聴いたのは、J.S. Bach Foundation の音源(↓)。指揮/ハープシコードは Rudolf Lutz という人。独唱者は、Margot Oitzinger(アルト)、Bernhard Berchtold(テノール)、Wolf Matthias Friedrich(バス)。
教会カンタータを聴くのはこれで 2曲目だが、世俗カンタータの小喜劇のような楽しさとは違って、厳かな感じが何とも言えずいい ♪
とくにこの曲は「泣き、嘆き、憂い、慄き」という内容が切々と歌われるので、感情に訴える部分が大きいのだと思う。
個人的には、第4曲のオーボエとアルトの絶妙な組み合わせが好きだ…(^^)♪
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